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文献名1霊界物語 第62巻 山河草木 丑
文献名2第1篇 言海霊山よみ(新仮名遣い)げんかいれいざん
文献名3第3章 神力〔1578〕よみ(新仮名遣い)しんりき
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年05月10日(旧03月25日) 口述場所教主殿 筆録者明子 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年10月16日 愛善世界社版28頁 八幡書店版第11輯 147頁 修補版 校定版30頁 普及版61頁 初版 ページ備考
OBC rm6203
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本文の文字数2414
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本文
  第二七二

    一

 皇神ちからに霊魂を
  強めて曲とりでにせまれ。

    二

 曲神世にある限り言霊
  いくさは止まじ勇み進めよ。

    三

 皇神いづちからに頼りなば
  まがつ戦もなにか有らむや。

    四

 たたかひ長きを悔む事なかれ
  かちどき挙ぐる時は迫りぬ。

    五

 曲神力加はり来る時
  神力はいや増り行く。

    六

 神国つはもいざ進め
  生言霊楯をかざして。

  第二七三

    一

 浅き瀬は醜あら浪高けれど
  深き流れは水音も無し。

    二

 御救ひ舟に棹さし辷りゆく
  大海原静けさ。

    三

 たらちねみどり子安らかに
  ねむらす如く治めますかも。

    四

 舟人声も静かに聞ゆなり
  いざすすみゆけ救ひ船に。

    五

 みさかえ港も近づきぬ
  神まにまに御船漕ぎゆく。

    六

 瑞御魂救ひ舟とあらはれて
  浪に漂ふ世人を助くる。

  第二七四

    一

 恐れずに進め言霊神軍よ
  十曜御旗高くひるがへる。

    二

 言霊声に戦きて
  雲を霞と敵は逃げ往く。

    三

 神軍勲を称ふ其声は
  黄泉礎揺り動かさむ。

    四

 言霊みやび言葉を打ち出して
  仇砦に進み往かまし。

    五

 たとへ身は滅び失すとも皇神
  みくには永久に滅ぶ事なし。

    六

 黄泉国醜力も消えて往く
  生言霊勇ましきかな。

    七

 天使世人と共に皇神
  勲称ふる時は来にけり。

  第二七五

    一

 皇神御旨畏み進む身は
  醜曲霊も何か怖れむ。

    二

 言霊太刀取佩きて寄せ来る
  仇を言向け和せ神人。

    三

 醜仇放たばはなて征矢たま
  われにも神楯はありけり。

    四

 仇浪企みも何かあらむ
  神しげき身なれば。

    五

 戦其度毎にわが力
  神恵にいや勝り行く。

    六

 瑞御霊表に輝きたまひつつ
  世を治めます日は近づきぬ。

  第二七六

    一

 立てよ奮へよ三五  神よさし神軍よ
 十曜御旗翻し  総て仇を言向けて
 神御稜威を四方国  輝かすまで進み往け。

    二

 皇大神は神軍を  数多率きつれ大空
 雲掻き別けて下ります  醜悪魔はいや猛く
 押し寄せ来る事あるも  何か怖れむ三五
 誠宣伝使。

    三

 立てよ言霊神軍よ  厳御霊を経となし
 瑞御霊を緯となし  錦御旗を織りながら
 仁慈鎧を身にまとひ  智慧剣を打ちかざし
 各自々々職分と  身も棚知らに進むべし。

    四

 神御軍漸くに  終りを告げて勝鬨
 声は天地に揺ぐなり  永久生命冠をば
 受けて栄え神柱  経と緯と経綸に
 励しみまつれ信徒よ  神は汝と倶にあり
 人は神子神宮。

  第二七七

    一

 曲津霊を言向け和す神軍
  錦御旗に従ひ進め。

    二

 世そしり醜妨げ厭はずに
  進むは神御旨に叶へる。

    三

 千万あざみ妨げ身にうけて
  怯ぢず撓まず進め神人。

    四

 太刀剣火水中も厭はざらむ
  世ため神御為なりせば。

    五

 男女老と若き隔てなく
  神軍に行くは雄々しき。

    六

 黄泉国払ひくだきて神国に
  開かせたまふ瑞大神。

    七

 皇神使はせたまふ御軍
  尊き群に入るが嬉しき。

  第二七八

    一

 言霊主は瑞御霊
  醜曲霊も清められ行く。

    二

 神軍列に加はり血海を
  いやさきがけて進み行かまし。

    三

 如何にしてわが身一人が花園に
  嬉しき夢を辿るべしやは。

    四

 目あたり醜仇神潮如く
  寄せ来る見れば心勇みぬ。

    五

 大御旗空にかざして戦はむ
  生言霊になびかぬ仇なし。

    六

 弥栄に栄ゆる御代は近づきぬ
  我日御子光に。

  第二七九

    一

 村肝心をき惑ふときも
  勇ませたまふ厳大神。

    二

 わが為に天津神国に祈ります
  瑞御霊恵かしこし。

    三

 形ある宝に眼奪はれて
  知らず知らずに黄泉に落ち往く。

    四

 素盞嗚負ひます八千座は
  世人あがなひと知れ。

    五

 遣瀬なき諸悲しみ悩みをも
  払はせたまふ厳大神。

    六

 皇神秘めたまへる慈愛
  現はしたまふ世は近づきぬ。

    七

 現身塵打ち払ひ御恵
  冠をたまふ三五神。

    八

 許々多久悩みに勝ちて永久
  春ばかりなる神国へ行かむ。

  第二八〇

    一

 城高く堀深くとも仇人
  拠れる砦は恐るるに足らず。

    二

 弥高き城も軍も皇神
  伊吹狭霧に水泡と消え往かむ。

    三

 怖るべき仇は世人目に見えず
  攻めも来らず囲みもなさず。

    四

 恐るべき誠仇は心なり
  鬼潜みて時期を窺ふ。

    五

 わが胸に潜める仇は三五
  御霊剣に刺し徹してむ。

    六

 生霊剣に怯ぢ怖れ
  心仇は滅び失せけり。

    七

 皇神は軍主にましませば
  おそるることなく進み戦へ。

    八

 内外仇悉く平らげて
  更生主御前に勝鬨あげよ。

  第二八一

    一

 神子よ神御声に目を醒ませ
  世終るとき近づき来れり。

    二

 永久生命綱は御空より
  神まにまに降り来にけり。

    三

 諸人よ神御声を謹みて
  生言霊御綱に縋れ。

    四

 早来よと綾高天原に現はれて
  招かせたまひぬ生命神は。

    五

 皇神栄え輝き現世に
  又比ぶべきもなかるべし。

    六

 現世にときめき渡る人名も
  神国にはいとど小さき。

    七

 瑞御霊招かせたまふ玉声を
  しるべに走れ神都へ。

    八

 ミロク代開け初めたる暁は
  神力を称へぬはなし。
(大正一二・五・一〇 旧三・二五 於教主殿 明子録)
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