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文献名1霊界物語 第63巻 山河草木 寅
文献名2第5篇 神検霊査よみ(新仮名遣い)しんけんれいさ
文献名3第22章 蚯蚓声〔1629〕よみ(新仮名遣い)みみずこえ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年05月29日(旧04月14日) 口述場所天声社 筆録者加藤明子 校正日 校正場所 初版発行日1926(大正15)年2月3日 愛善世界社版295頁 八幡書店版第11輯 369頁 修補版 校定版306頁 普及版64頁 初版 ページ備考
OBC rm6322
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本文の文字数2722
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本文  大き正しき癸  亥年卯月十四日
 新に建ちし天声社  二階一間に立て籠もり
 口述台に横臥して  遠き神世物語
 弥六十三巻  夢物語述べてゆく
 御空は清く地青く  垂柳は粛然と
 戦ぎもしない夕間暮  三五教宣伝使
 玉国別一行が  斎苑館を立ち出て
 諸悩みに遇ひ乍ら  スーラヤ山に鎮まれる
 ナーガラシャー瑞宝を  教御子伊太彦に
 受け取らせつつ海原を  漸く越えてエル港
 茲に一行恙なく  無事な顔をば合せつつ
 前途光明楽しみて  聖地に向うて出でむとす
 神初稚姫が  木花姫勅もて
 百千万宣言を  宣らせたまへば三千彦も
 また伊太彦も謹みて  妹命と立ち別れ
 各自々々に唯一人  聖地を指して進み往く
 道に起りし物語  いと細々と述べてゆく。
    ○
 豊葦原中津国  大日聖場と
 遠き神代昔より  定まり居ますエルサレム
 珍聖地に名も高き  黄金山に現れませる
 野立彦や野立姫  御霊変化在して
 埴安彦や埴安姫と  世に現はれて三五
 珍教を垂れたまふ  其大御旨を畏みて
 神素盞嗚大神は  島八十島八十
 由緒深き霊場に  教園を開きまし
 数多司を教養し  仁慈無限御教を
 開かせたまふ尊さよ  バラモン教を守護する
 八岐大蛇や醜鬼  醜御霊を言向けて
 汚れ果てたる地上を  神御国に立て直し
 妬み嫉や恨みなき  誠一つ代を
 作らむために千万  艱みを恐れず遠近と
 玉御身を砕きつつ  励ませたまふ尊さよ
 旭は照るとも曇るとも  月は盈つとも虧くるとも
 仮令大地は沈むとも  三五教御教は
 幾万劫末迄も  宇宙と共に変らまじ
 あゝ惟神々々  神御稜威有難き。
    ○
 若葉も戦ぐ神園  梅は梢に青々と
 頭を並べて泰平  ミロク御代を謡ひつつ
 池に泛べる魚族は  恵露を湛へたる
 金竜池に悠々と  曇りし世界を知らず気に
 いとたもしく遊び居る  月は御空に皎々と
 輝きたまひ神苑を  隈なく照らし給へども
 木下闇に潜むなる  曲猛びは未だ絶えず
 神に体も魂も  供へきつたる瑞月は
 体筋や骨までも  メキメキメキと痛めつつ
 闇に迷へる世人を  救はむ為に朝夕に
 心を千々に砕けども  知る人稀な今世は
 救はむよしも荒浪に  漂ふ船如くなり
 あゝ惟神々々  御霊幸倍ましませよ。
    ○
 朝な夕なに身を砕き  教御祖残されし
 生ける教を委曲に  説き諭さむと朝夕に
 神御前に太祝詞  清き願を掛け巻も
 畏き瑞御心を  知らぬ信徒多くして
 夏若葉木下闇  騒ぎ廻るぞうたてけれ。
    ○
 和知河水淙々と  弥永久に御恵
 露を湛へて流るれど  瑞御霊にヨルダン
 清き清水を汲む人ぞ  いとも稀なる今世は
 清き尊き皇神  教を軽んじ疎みつつ
 日頃主張も打ち忘れ  いろいろ雑多と口実を
 設けて逃げ出すうたてさよ  皇大神御教に
 高天原大本は  三千世界を天国に
 渡す世界大橋と  教へられたる言葉を
 空吹く風と聞き流し  大橋越えてまだ先へ
 行方も知らぬ醜霊  身行先ぞ憐れなり
 皇大神試練に  遇ひて漸く眼さめ
 悔い改めてかへるとも  白米に籾混るごと
 何とはなしに疎ましく  初如くなきままに
 又もや醜曲津霊は  高天原大本は
 必要時は大切に  扱ひ旨く使ひつつ
 一人歩みが出来だせば  素知らぬ顔半兵衛を
 極めこむ所とそしりつつ  泡吹き熱吹き末遂に
 あてども知らぬ法螺を吹き  煙如く消えて往く
 誠足らぬ偽信者  神教を現界
 皆法則にあて箝めて  真理ぢや非真理ぢや不合理と
 愚痴を唱ふる可笑しさよ  何程知識秀でたる
 物識人も目に見えぬ  神世界有様や
 全智全能大神  御心如何で解るべき
 慢心するも程がある  唯何事も人世は
 皇大神御心に  任せて進めば怪我はなし
 あゝ惟神々々  御霊恩頼を願ぎまつる。
    ○
 科学を基礎とせなくては  神存在経綸を
 承認せないと鼻高が  下らぬ屁理窟並べ立て
 己が愚をも知らずして  世界に於ける覚者ぞと
 構へ居るこそをかしけれ  学び家に通ひつめ
 机上にて習ひたる  畑水練生兵法
 実地に間に合ふ筈がない  口や筆には何事も
 いとあざやかに示すとも  肝腎要行ひが
 出来ねば恰も水泡  夢か現か幻
 境遇に迷ふ亡者なり  肉眼は開けども
 心眼暗くして  一も二もなく智慧学を
 唯一武器と飾りつつ  進むみ霊ぞ憐れなり。
    ○
 山河草木三つ巻  弥々茲に述べ終る
 又瑞月が出鱈目を  吐くと蔭口叩くも
 彼方此方に出るであらう  著述苦労味知らぬ
 文盲学者や仇人  如何で悟らむ此苦労
 如何に天地神々が  吾身を助けたまふとも
 神より受けし魂  意志と想念光らねば
 唯一言口述も  安くなし得るもでない
 神苦労も白浪  上に漂ふ浮草
 心定めぬ人々  囁きこそはうたてけれ
 世界に著者は多くとも  一日に数万葉を
 口述筆記するもは  開闢以来例なし
 作りし文巧拙を  云々するは未だしもと
 許しもなるが一概に  こ瑞月が物好に
 下らぬ屁理窟並べ立て  心に積りし欝憤を
 神によそへて歌ふなぞ  分らぬ事を云ふ人が
 神中にある  かかる汚き人々は
 吾身欲に絆されて  表面に神を伏し拝み
 棚から牡丹餅おち来る  時節を待つよなやり方ぞ
 世立替や立直し  今ぢや早ぢやと書くなれば
 耳を聳て目を丸め  口尖らして読むだらう
 そんな事み一心に  待ち暮すは曲津神
 世禍を待つもぞ  大慈大悲大神は
 世界に何事無きやうと  朝な夕なに御心を
 配らせたまひ大本  教御祖は朝夕に
 世界難儀を救はむと  赤心こめて祈りましぬ
 其御心も知らずして  世界大望待ち暮す
 人は大蛇か曲鬼か  譬方なき者ぞかし
 あゝ惟神々々  神御前に平伏して
 此聖場に寄り集ふ  信徒達魂に
 まこと光を与へつつ  耳をば清め目を照らし
 天瓊鉾を爽かに  研かせたまひて言霊
 御稜威を四方に輝すべく  守らせたまへと朝夕に
 体骨を痛めつつ  一心不乱に願ぎまつる
 あゝ惟神々々  大国常立大御神
 豊国姫大御神  天津御空に永久に
 鎮まりたまふ日御神  月御神御前に
 世有様を歎きつつ  密かに一人願ぎまつる
 あゝ惟神々々  御霊幸倍ましませよ。
(大正一二・五・二九 旧四・一四 於天声社 加藤明子録)
(昭和一〇・六・一六 王仁校正)
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