文献名1霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻
文献名2第2篇 厄気悋々よみ(新仮名遣い)やっきりんりん
文献名3第8章 暗傷〔1508〕よみ(新仮名遣い)あんしょう
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日2017-05-06 15:53:29
あらすじデビス姫を救出しにチルテル屋敷に忍び込んで来た三千彦・伊太彦は、この夫婦喧嘩に出くわし、見過ごしもならず気を失っているチルテルに鎮魂をかけて蘇生させた。逆上しているチルナ姫は、夫婦喧嘩に割って入った二人の宣伝使に怒りを向けて、立ち去るようにと矛先を向けた。チルテルとカンナは救ってくれた二人に感謝の言葉をかけ、奥で休息するようにと勧めた。しかしチルテルとカンナは、三五教の宣伝使たちを捕縛しようと企んでいた。三千彦と伊太彦は二人の企みを察知し、カンナに案内されて行く途中でカンナの腕を締め上げた。カンナはデビス姫の居場所を白状し、三千彦たちを倉庫に案内して姫を解放した。デビス姫の無残な様子に怒った三千彦はカンナを縛り上げて、倉庫に入れて錠を下ろした。二人はデビス姫を労わりながらチルテルの館を去って行った。一方チルナ姫は、もうこうなったらチルテルの女癖をハルナの都に逐一報告すると言って出て行こうとする。チルナ姫に家出して欲しかったチルテルも、さすがにハルナの都に報告されては自分の地位が危ないと、チルナ姫を縛って倉庫に監禁してしまった。チルナ姫は暗い倉庫で縛られているカンナにつまずいた。てっきりチルテルが隠している別の女だろうと勘違いしたチルナ姫は、逆上してカンナの太ももに噛みついた。カンナは悲鳴を上げて自分はカンナだと誤解を解こうとするが、チルナ姫は聞き入れずに噛みつき続ける。カンナは痛さに悲鳴を上げた勢いで、手をくくった綱が切れた。やむを得ずカンナはチルナ姫を殴って気絶させた。足の綱をほどいたカンナは、チルナ姫に活を入れて起こした。やっとチルナ姫の誤解が解けた。カンナは、ここの隠されていたデビス姫はチルテルのお使いと思しき男たちが連れ出してしまったと答えた。そしてチルナ姫に太ももをひどく噛まれたことに不平をこぼした。チルナ姫は、もともと初稚姫を館に連れてきたのはカンナだから、天罰が当たったのだと言い返し、自分は夫を取られてしまったと嘆いた。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年04月01日(旧02月16日)
口述場所皆生温泉 浜屋
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年7月8日
愛善世界社版104頁
八幡書店版第10輯 522頁
修補版
校定版109頁
普及版
初版
ページ備考
OBC rm5908
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