文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3風を描くよみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1931(昭和6)年08月号
八幡書店版291頁
愛善世界社版243頁
著作集187頁
第五版265頁
第三版266頁
全集
初版225頁
OBC kg704
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本文
風を描かねば絵にはならぬものである。元来風と云ふものは七五三に吹くのであるから、絵を描く時にこの呼吸を忘れないやうにすれば、きつと立派な作品が出来る。例へば松原を描くとして、最初の松は七の風をうけて居る所、次は五の風をうけて居る所、次は三の風をうけて居る所と描き分けるのである。浪も同じく七五三に動くのであるから、其勢を見せて描くのである。天地はすべて一定のリズムによつて躍動して居るのだから、その事が分らねば、傑れた作品は得られない。盲滅法に美しい絵をかいて見たところで、死んだ絵であると人を動かすことは出来ないものである。