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文献名1霊界物語 第45巻 舎身活躍 申の巻
文献名2第1篇 小北の特使よみ(新仮名遣い)こぎたのとくし
文献名3第1章 松風〔1191〕よみ(新仮名遣い)まつかぜ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2023-02-20 18:45:01
あらすじ松彦一行は小北山の神館に暇乞いをなし、急坂をくだって一本橋のたもとまで帰ってくると、後ろの方からお寅婆さんが走ってきて呼び止めた。蠑螈別の教主自ら、松彦にお神酒を献上してウラナイ教の教理を一通り聞いてもらいたいからといって、追いかけてきたのだという。松彦は自分は下戸であり、またウラナイ教の教理もほぼ見当がついているからと断った。お寅は、蠑螈別が言うには松彦は因縁のある身霊・ユラリ彦、またの名を末代日の王天の大神であり、取り逃がしては神政成就が遅くなるのだという。お寅はバラモン軍から逃げてきたと言ったが、実際には蠑螈別の腹心となって一本橋で母娘ともども通る人をウラナイ教に勧誘する役目を担っているのだという。万公は、神名を与えて人を取り込もうとするウラナイ教のやり方を茶化すが、お寅に昔のことを蒸し返されて口論になってしまう。お寅は五三公にも神名を与えて取り込もうとし、しきりに逗留を勧めた。松彦は何を思ったかユラリ彦となってお世話になろうと言い出した。お寅は、大広木正宗の肉宮である蠑螈別と、義理天上の肉宮である魔我彦が待っていると喜んだ。松彦は、自分の神格の方が大広木正宗と義理天上よりも上ではないかとお寅に確認した。そして、神格が上の自分をなぜ大広木正宗と義理天上が迎えに来ないのかと疑問を呈し、礼儀知らずの神だから行くのはやめようと言い出した。お寅はあわてて、時世時節だからと松彦を引き留めた。自分が教主になるのか、と問うた松彦に対し、お寅はそれは大広木正宗との相談の結果だと濁し、自分には権能がないからなおさら引きずっていって大広木正宗に引き合わせなければならないと食いついた。松彦は大変な迷惑だが仕方がないと行くことにし、万公はその様子を笑い飛ばした。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年12月11日(旧10月23日) 口述場所 筆録者松村真澄 校正日 校正場所 初版発行日1924(大正13)年9月12日 愛善世界社版7頁 八幡書店版第8輯 255頁 修補版 校定版7頁 普及版3頁 初版 ページ備考
OBC rm4501
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本文
 野も山も  錦に染なす秋の風
 冬の始めとなり果てて  凩さそふ村時雨
 木々の木の葉は無残にも  散りてはかなき小北山
 朝な夕なに信徒が  汗をば絞り声からし
 詔る言霊も何となく  濁りはてたる世の態を
 曝露なしたる神館  迷ひに迷ふ盲人
 心の聾が寄り集ひ  あらぬ教に歓喜して
 天国浄土を来さむと  もがきあせれば曲津見は
 時を得顔に跳梁し  ウラナイ教を主管する
 蠑螈別の身体を  曲神の巣くふ宿となし
 夜と昼との別ちなく  心をとろかすどぶ酒に
 舌ももつれて言の葉の  あやちもつかぬ御託宣
 心の曲つた魔我彦が  猊然と側に侍し
 何ぢやかんぢやと機嫌とり  眉毛をよまれ尻毛をば
 抜かれ乍らも村肝の  心の魂を研きしと
 迷ひ切つたる眼より  婆嬶共を呼び集ひ
 支離滅裂の神教を  誠しやかに説きたてる
 訳の分らぬ迷信者  厠に蠅の集ふ如
 臭い匂ひをかぎつけて  沈香ハイコとかしづきて
 麝香の様に喜びつ  屁のよな教理を珍重し
 醜の魔風を四方八方に  吹き送るこそ忌々しけれ
 眼の見えぬ文助は  大門神社の受付に
 白い装束白袴  白目をギロギロ剥き出して
 苦労する墨硯の海に  心を映す筆の先
 松の神代の瑞兆と  千歳の老松に蜿々と
 からみかかりし黒蛇  背筋と腹との別なく
 只一心に固まりし  一本角の御神体
 切りに首を振り乍ら  朝から晩まで書き通し
 迷信深き婆嬶に  与へ随喜の涙をば
 こぼさせ鼻を啜らせつ  掛地や額に仕立上げ
 拍手うつて叮嚀に  祀らせ居るぞ面白き
 それのみならぬ神様に  御供の代りと言ひ乍ら
 甘菜辛菜の墨絵をば  はそば はそばに筆を執り
 怪しき教にカブラれた  其証ではなからうが
 蕪大根のまづい絵を  頭と共に書きつける
 根から葉つから言霊の  ゆかぬ小北の館には
 上から下まで脱線の  盲聾の誤神業
 立つる煙も烏羽玉の  墨絵にかいた竜の如
 御空を指してくねくねと  宙空に迷ふ人の胸
 見るもいぶせき次第也  松彦、万公、五三公は
 アク、タク、テクの三人と  ブツブツ小言を云ひ乍ら
 義理一片の暇乞  不平たらたら下り坂
 館をあとに帰り来る  河鹿川原にかけ渡す
 一本橋の袂まで  スタスタ来る折もあれ
 はるか後の坂の上に  皺枯れ声を張上げて
 十曜の紋の印したる  扇を開いてさし招き
 オーイオーイと声限り  熊谷もどきに呼とめる
 怪しみ一行は立止まり  あと振返り眺むれば
 橋の袂で出会した  お寅婆さまがスタスタと
 矢を射る如く坂路を  髪ふり乱し下り来る
 只事ならじと一行は  橋の袂に腰おろし
 息を休めて待ちゐたる  あゝ惟神々々
 御霊幸ひましまして  小北の山に蟠まる
 八十の曲津や醜司  真理を紊し世を汚す
 其実状を細やかに  漏れなく落ちなく委曲に
 述べさせ玉へと瑞月が  神素盞嗚の大神の
 御前に畏み願ぎまつる。
 松彦一行は、小北山の神館を暇乞をなし、急坂を下りて、一本橋の袂迄帰つて来ると、後の方からオイオイと呼とめる者がある。面白くないとは思へ共、何れ、あの勢で走つて来ればどつかで追ひつかれるに違ない、どんな事をいふか参考の為、聞いても万更損にはなるまいと、ここに腰を下し、蓑を布いて暫し待つ事とした。慌だしく走つて来たのは以前のお寅婆さまであつた。お寅婆さまはハーハースースーと息を喘ませ乍ら、
お寅『モシ一寸待つて下さい。お尋ね致したい事もあり、聞いて貰ひたい事もありますから』
松彦『別に私としてはモウあれ丈聞けば沢山で厶いますから、聞きたくもありませぬ。又頼まれるべき種もありませぬが、余り偉い勢で、オイオイとお呼になつたものだから、素知らぬ顔してゆくのも不人情だと思ひ、ここで一寸お待ち申して居りました』
お寅『誠にお呼止め申して済みませぬ。実は蠑螈別の教主様から、折角神様の御縁で小北山へ参拝して下さつたのだから、お神酒を一杯献上がしたい。そしてウラナイ教の教理を一通り聞いて貰ひたいから、お寅、お前御苦労だが、モ一度此方へ来て下さるやうに願つて来いと、喧しう仰有るので追つかけて参りました。どうぞ来て下さいませ。御迷惑でせうが、決して貴方のお為に悪いやうなこと申しませぬから……』
松彦『折角乍らお神酒は、私は下戸で厶いますから、お断りを申します。又教理も略見当がついて居りますから、これで御免を蒙りませう』
お寅『そんな事仰有らずに、何卒一足、御苦労ですが引返して下さいませな。せめて貴方丈なりと御苦労になれば結構で厶います。貴方は蠑螈別の教主が仰有るには、因縁のあるお方だから、あの方を取逃がしては神政成就が遅くなるから……と仰有りました。貴方のお聞の通り、小北山の山頂に石の宮様が三社祭つて厶いませう。そして右のお宮様にはユラリ彦命様、又の御名は末代日の王天の大神様と申します。貴方は松彦様と云つて、松に因縁のあるお方、其お身魂の生宮様で厶いますからどしてもこしても来て頂かねばなりませぬ』
松彦『貴方は最前、バラモンの軍人が浮木の村を荒すに依つて、ここへ逃げて来たと仰有つたが、様子を考へて見れば、中々信者所でない、蠑螈別さまの大切なお脇立の様な感じが致しますが、違ひますかな』
お寅『流石は貴方は偉いお方だ、実は私の霊はきつく姫と申しまして、蠑螈別様には大変な御厄介に預つてゐます。何時も信者だと申して、一本橋の詰へ出張し往来の人様をウラナイ教に引張る役を務めて居ります。ウラナイ教の宣伝使で厶いますよ』
松彦『きつく姫か何か存じませぬが、随分キツク御活動をなさるのですな』
お寅『ハイ私は霊の因縁性来に依つて御用をせなくちやならぬのだと、蠑螈別さまが仰有いましたので、母子が一生懸命になつて、御用致して居ります。私の娘も地上姫の生宮で厶います。貴方は末代日の王天の大神様だから、是非共小北山で御用をして頂かねばなりませぬ』
松彦『ハハハー、わしの様なガラクタ人間でも、又拾うてくれる神様があるのかなア』
万公『モシモシ松彦さま、そんな事聞くものぢやありませぬ、サア参りませう。ユラリ彦なんて、馬鹿にしとるぢやありませぬか。何ぼ貴方がユラユラしてると云つても、ユラリ彦では、余り有難うないぢやありませぬか』
お寅『コリヤ万公、何をツベコベと横槍を入れるのだ、泥棒奴が』
万公『コリヤ怪しからぬ、私がいつ泥棒致しましたか』
お寅『イツヒヽヽヽ能うマア白々しい、そんな事を云ふぢやい。お前は娘舎弟の婆舎弟だ』
万公『舎弟といへば弟の事ぢやないか、弟が何うしたと言ふのだい』
お寅『バカだなア、舎弟といふ事は泥棒といふ事だ、しやてもしやても合点の悪い娘泥棒だな』
万公『アハヽヽヽ、無学文盲にも程がある、こんな先生が蠑螈別の一の乾児だから、大抵分つたものだい。サア松彦さま、行きませう』
松彦『ウン、そんなら行かうかなア』
お寅『モシモシ日の王天の大神様の生宮様、貴方に帰られては、五六七の神政が成就致しませぬ。三千世界を助けると思うて一寸待つて下さいませ』
松彦『何とウラナイ教は巧なものですなア。そんな偉い神様の生宮だと言はれると、ウソだと知り乍ら、つい釣り込まれて、私も何だか悪い気分がしませぬわい。併し乍らそんな事にゴマかされる私ぢや厶いませぬ。折角乍ら御免を蒙りませう』
お寅『イエイエ何と仰有つても、神が綱をかけたら放さぬぞよと仰有るのだから、放しませぬ』
万公『私をユラリ彦にしてくれたら、喜んで居つてやるのだけどなア、のう五三公、お前は先づタガヤシ大神の生宮位にしてくれると良いのだけどなア』
お寅『コラ万、貴様は何処を押へたら、そんな大それた言葉が出るのだ。勿体ないユラリ彦なんて、何を言ふのだい。お前はブラリ彦だ、ブラリ彦でもまだ勿体ない。泥彦位が性に合うてゐる。併し乍ら泥彦でも改心さへすれば、蠑螈別様が何とかよい名を下さるだらう』
万公『義理天上日の出神位にして貰へますかな』
お寅『それは改心次第だ、改心の上ではそれぞれ御名を下さるのだから有難いものだぞ。貴様もおれの可愛い娘を仕殺してくれた、余り可愛うもない、憎うもない男だから、茲で一つ改心をしたがよからうぞ』
万公『改心改心つて、人を丸で罪人扱に、ウラナイ教はしてゐるぢやないか、そんな事を聞くとツとして来て、どんな結構な話か知らぬが聞く気がせぬわい。神様の教を聞いて理解せいと言ふのなら分つてるが、改心と云はれちや余り面白くない、丸で二十世紀の三五教の宣伝使が言ふやうな事を吐くのだなア。チツとお前の方から改心をして、言葉を改めたら何うだ』
お寅『エヽお前達のツベコベ云ふ場合だない、人間が小理屈を云うた所で何になるか、神様が改心せいと仰有れば、ハイ改心致しますと云ひ、慢心せいと仰有れば、ハイ慢心致しますと云つて、一から十迄盲従するのが信仰の要諦だよ。小理屈云ふ間は、まだ神の国の門口も覗いてゐない代物の証拠だ』
万公『三年前のお寅さまとは大変な違ですなア、能うマアそれ丈呆けたものだな』
お寅『きまつた事だ、呆けなくて神様の信心が出来るか、呆けて気違ひになるのが誠の信仰だ。鶯でさへも春になると、ホヽ呆け狂といふぢやないか』
万公『オイ五三公、お前代つて一つ談判をやつたら何うだ。かう云へばあゝ云ふ、あゝ云へば斯う云ふ、ヌラリクラリと甘い事団子理屈を捏ねまはすのだから、流石の俺もウルさくなつて来た、分らぬと云つてもこれ位分らぬ教は聞いた事がないワ』
お寅『分らぬ所に有難味があるのだ。分つて了へば信神する必要がない、分らないから信仰をするのだよ』
万公『ウフヽヽ』
五三『コレお婆アさま、私の霊は分つて居りますかな』
お寅『あゝ分つて居る。お前は青森白木上様の生宮様だ、結構なお霊ぢやなア』
万公『アハヽヽ、甘い事仰有るワイ、オイ五三公、嬉し相な顔しとるぢやないか。貴様もソロソロ小北山のお寅狐に眉毛をよまれさうだぞ』
五三『どうでも良いぢやないか。言霊の幸はふ国だ。青森白木上になりすまして、一つ羽振を利かしてみようかい、イツヒヽヽヽ』
お寅『あゝ五三公さまとやら、お前さまは偉いものだ、流石青森白木上さまの肉のお宮丈あつて、会得が早い、万公のやうな霊の疵物では中々分り憎い。此霊は一遍焼直さねば到底本物にはなりますまい』
五三『お寅さま否大先生様、私は霊の因縁が分つたとした所で、此三人……アク、テク、タクの霊は分つて居りますか』
お寅『そりや分つて居る共、此アクさまはアクビ直し彦命、タクさまはヒツタクリ彦命、テクさまはテクセ直し彦命様だ。此肉の宮も小北山にはなくてはならぬ御守護神、早く改心して御用を聞きなされ。夫れ夫れお宮を建てて祝ひ込めて上げますぞや』
アク『アク迄貴方の命令を遵奉して、神様の為に舎身的活動を励みま…せぬわい』
タク『これからタク山な信者を集めて、神様の御託宣を四方に宣伝し、三五教の為に尽しますワイ』
テク『テクセ直し彦命がそこら中をテクリ廻してウラナイ教の奴を片つ端から言向和し、三五教の為に活動致しませう。なアお寅さま、それでお前は満足だらう』
お寅『ナニ、お前はさうすると三五教の信者だなア。アブナイ アブナイ、よい所でお会ひなさつた。今が改心の仕時ぢやぞえ。三五教も結構だが、ウラナイ教は根本の根本の教だから、マア一つ聞いて見なさい。無理に押売はせぬからな』
テク『此婆アさまは、丸で亡者引の様な奴だなア』
お寅『亡者引の様な奴とは何だい。余り馬鹿にしなさるな』
テク『滅相な。決して悪く思うて云うたのぢやありませぬ。誠の道に踏ん迷うてゐる亡者を導く八王大神のやうな方だと云つたのですよ。お前はチツと耳が悪いので困る。よう云うた事が悪う聞えるのだからなア』
お寅『ヤア、悪う聞える事でも、直日に見直し聞直すのだから、八王大神様にしておきませう。私も何だか気分がよくなつた、オツホヽヽヽ時に末代日の王天の大神様の生宮様、どうぞ三千世界の人民は云ふに及ばず、鳥類畜類餓鬼虫ケラを助ける為、蠑螈別様の命令を聞いて引返して下さいな』
松彦『そんならお世話にならうかな』
万公『アハヽヽとうとユラリ彦さまになられましたな』
松彦『ウン、ユラリ彦かナブリ彦か、ナブラレ彦か、其時に依つて改名するのだ。オイ、ブラリ彦の万公さま、お前も一緒にブラリブラリと引返して見たら何うだ』
万公『ブラリ彦もお伴致しませう。オイ、青森白木上、アクビ直し彦、クツタク直し彦、テクツキ彦、サア行かう』
お寅『流石は万公だ。否ブラリ彦だ。よい挨拶をしてくれた。それでこそお里の帳消しをしてやる。サアサア大広木正宗様が、義理天上さまと待つてゐられます。サア御苦労乍ら一足登つて下さい』
松彦『大広木正宗さまの肉の宮はどなたですか』
お寅『夫は教祖様の蠑螈別さまの事ですよ。そして義理天上様の肉宮は魔我彦さまです』
松彦『あゝさうですか、さうするとユラリ彦の方が余程上の神さまですなア』
お寅『さうです共、さうだから大広木正宗様が御慕ひ遊ばすのです』
松彦『私がユラリ彦の肉の宮ならば、なぜ大広木正宗や義理天上が迎へに来ぬのだらう。怪しからぬ奴だ。そんな礼儀を知らぬ正宗や義理天上なら、モウ行く事はやめておかう。サア、万公、五三公、アク、テク、タク、行かう』
と橋を渡らうとする。お寅は帯のあたりをグツと引つかみ、
お寅『モシモシ末代日の王天の大神様、暫くお待ち下さいませ。尊き御身を持ち乍ら、世界の為に御苦労遊ばし、同情の涙にたへませぬ。これも時世時節で厶います。二三日御逗留下さいましたならばキツと正宗さまも天上さまも貴方に厚くお仕へなさるでせう』
松彦『さうすると、私が教主になるのかなア』
お寅『そこは正宗さまと御相談の結果如何なりますやら、そこ迄申上げるこた、此婆アには権能がありませぬからな。何は兎もあれ引ずつてでも帰らねばおきませぬ。見込まれたが因縁だと思うて、貴方も男らしう決心なされませ』
松彦『あゝ大変な迷惑だなア。仕方がない。そんなら行かうか』
万公『ハツハヽヽとうと捕虜になつて了つた。ホリヨ ホリヨと涙が溢れるワイ、ウフヽヽ、可笑し涙がイヒヽヽ』
一同『フツフヽヽプーツ クワツハヽヽ』
(大正一一・一二・一一 旧一〇・二三 松村真澄録)
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