文献名1霊界物語 第41巻 舎身活躍 辰の巻
文献名2余白歌よみ(新仮名遣い)
文献名3余白歌よみ(新仮名遣い)よはくか
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2024-03-11 18:48:57
あらすじ
主な人物
舞台
口述日
口述場所
筆録者
校正日
校正場所
初版発行日1924(大正13)年6月15日
愛善世界社版
八幡書店版
修補版
校定版
普及版
初版
ページ備考
OBC rm418801
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本文の文字数1380
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本文
蒙古入に際して
天地の神の任さしの瑞御魂
いかでか捨てむ弥勒の愛は〈序文(初)〉
吾が往かば官も世人も信徒も
さぞさわぐらむ暫し待てかし〈序文(初)〉
行く先の国人たちに守られて
五六七の神業遂ぐる嬉しさ〈序文(初)〉
蒙古入に際して
海山を遠く隔てて住むとても
誠の人に近き吾なり〈総説(初)〉
不知火の筑紫の果に到るとも
心は近く信徒守らむ〈総説(初)〉
もろこしの野辺にも月はいさぎよく
照るいさをしは変らざりけり〈総説(初)〉
たとへ身は野山の奥に朽つるとも
わが大君の御代を忘れじ〈二章(初)〉
ぬれ衣の干るよしもなき悲しさに
きりしま山の火こそ恋しき〈二章(初)〉
故郷の空打ち眺め思ふかな
数多の御子の心いかにと〈三章(初)〉
西へ行く月日の影はいと清し
吾も月日に習はむとぞ思ふ〈四章(初)〉
ローマ字やエスペラントの花咲きて
緑の星の影さやかなり〈五章(初)〉
エスペラント数多のアミーコ集りて
ゑらぎ楽しむ聖地の初冬〈五章(初)〉
身はたとへ千里の外に置くとても
いかで忘れむ君の真心〈六章(初)〉
百年の齢保ちて現世に
さかえますべく吾は祈らむ〈六章(初)〉
自我心の魔にさやられて自身から
神の宮居と語る愚かさ〈七章(初)〉
自己愛のはげしき人に皇神の
誠の愛のわかるべきかは〈七章(初)〉
毀たれし宮の廃墟の前に立ちて
神の御心を一入思ふ〈八章(初)〉
大神の清き宮居を建てながら
毀たれにけり偽信者の為に〈八章(初)〉
入蒙について
足乳根の老いたる母を偲びつつ
出で行く吾は涙溢るる〈十章(初)〉
教へ子の驚き如何に深からむと
思ふにつけても涙の雨降る〈十章(初)〉
君こそはわが命ぞと思ひしに
しばし別れむ事の惜しさよ〈十二章(初)〉
わが魂は神素盞嗚の生御魂
瑞の神格に充されてあり〈十二章(初)〉
或時は言霊別の神となり
神国別となる事もあり〈十二章(初)〉
大八洲彦の命や大足彦の
神の御魂も吾と倶にあり〈十二章(初)〉
今しばし別れの辛さ忍べかし
花笑む春に逢坂の関〈十三章(初)〉
骸骨となりし亡者が幾度も
出直して来る暗世なりけり〈十四章(初)〉
精霊の歓び勇む神の世は
地上に花の匂ふ時なり〈十四章(初)〉
もろこしの蛸間の山に嵐して
花も果実も跡なく散り行く〈十五章(初)〉
神無しの蛸間の山を眺むれば
醜の小草の生い茂るかな〈十五章(初)〉
虫喰ひの柱かついで餓鬼連が
高山昇る影の憐れさ〈十六章(初)〉
この春は百鳥千鳥万花
今にヨメ(嫁)無いカカ(嬶)無いの吾れ〈十七章(初)〉
ポンドンの節の破るる恐しさ
声しきりなり竹商の火災〈十七章(初)〉
ほの暗き電燈の下にて乙女子が
涙してゐる又も笑つてる〈十八章(初)〉
肉眼にしかと見えねど大空に
はや彗星のさまよひ初めぬ〈十九章(初)〉
かんばしき肉の匂ひを虎猫が
かぎつけ窺ふ鶏の囮の辺〈二十章(初)〉
航行空中飛行船体が
時の気流に遭ひて墜落〈二十章(初)〉
地下深く潜みて弥勒の経綸を
為せる真人の早く出よかし〈巻末(初)〉
騒がしきエトナの山の醜嵐
いよいよ益々激しくなりぬ〈巻末(初)〉