文献名1霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻
文献名2第3篇 時節到来よみ(新仮名遣い)じせつとうらい
文献名3第13章 帰途〔928〕よみ(新仮名遣い)きと
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2022-08-23 19:16:57
あらすじ高姫ら一行は玉への執着を捨てて、自転倒島への帰還の途に足取りも軽く、テル山峠にさしかかった。竜国別の発案に一同はここで休息を取ることとなった。竜国別は、ここは桃上彦命の御代に、松竹梅の三姉妹が黄泉比良坂の戦いに赴くにあたり、ウヅの都に別れを告げた古事の場所だという歴史を物語り、また末子姫がウヅの都に行くにあたって休息し歌を歌った場所でもあると語った。そして、一行の棟梁株である高姫に、歌を所望した。高姫はちょうど何か歌を歌おうと思っていたが、出放題の歌だから笑っちゃいけないと前置きして、歌い始めた。その歌は、この暑さにかけて国依別と末子姫の夫婦仲を茶化してからかい、また玉への執着を去った自分にも伴侶が得られないかと大神に願うという半ば自虐的な滑稽歌であった。一同は笑い、常彦、テーリスタン、竜国別は互いに軽口を叩きあった。高姫は、今度は言いだしっぺの竜国別に、歌を所望した。竜国別はテル山峠の歴史を歌い、ウヅの国への惜別の念を歌った。一行は峠を下ると、石熊が大蛇に魅入られて末子姫に助けられた乾の滝に立ち寄り、禊を修して祝詞を上げ、一昼夜投宿した。続いてハラの港に進み、高島丸に乗って帰国することとなった。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年08月28日(旧07月6日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年11月10日
愛善世界社版141頁
八幡書店版第6輯 303頁
修補版
校定版147頁
普及版52頁
初版
ページ備考
OBC rm3313
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