文献名1霊界物語 第57巻 真善美愛 申の巻
文献名2第2篇 顕幽両通よみ(新仮名遣い)けんゆうりょうつう
文献名3第11章 鳥逃し〔1461〕よみ(新仮名遣い)とりにがし
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-01-23 21:22:27
あらすじ高姫は夜叉のように曲冬をおっかけて四つ辻までやってきたが、曲冬は大股に駆けて行ってしまい、高姫も追いつくことはできなかった。高姫はそろそろ、信者候補を逃がしたことをシャルに八つ当たり始めた。高姫とシャルは言い争いになるが、また一人四つ辻にやってくる者がある。高姫は、今度は自分が引っ張り込んでみせると言ってシャルを下がらせた。向こうからとぼとぼやってくるのは三千彦であった。三千彦は、高姫が東助との昔の縁への執着から道を踏み外し、妖幻坊に魅せられて脱線活動を始めた有様を歌っていたが、遠くであったので、高姫は気が付かなかった。高姫は三千彦に声をかけた。三千彦は、フサの国のテルモン山館を助けに行く用事があると答えた。三千彦の方が高姫に気が付いて、声をかけた。すると草の中からシャルが顔をだし、三千彦に連れて行ってほしいと頼み込んだ。シャルは高姫の悪口を言ったので、高姫は胸ぐらをつかんで締め上げようとした。三千彦はみかねて、高姫の頭髪をつかんでその場に引き倒した。シャルは道案内を申し出て、二人はスタスタと行ってしまう。高姫は歯ぎしりしながら恨めし気に見送っていた。シャルの目には今まで、寒風ふきすさぶ枯れ野が原と見えていたのに、三千彦に遇ってからはそこら一面が春野のようになり、鳥歌い花匂う光景が目に入るようになった。シャルは嬉々として三千彦の後になり先になり、北へ北へと進んで行く。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年03月25日(旧02月9日)
口述場所皆生温泉 浜屋
筆録者加藤明子
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年5月24日
愛善世界社版144頁
八幡書店版第10輯 312頁
修補版
校定版151頁
普及版69頁
初版
ページ備考
OBC rm5711
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