文献名1霊界物語 第32巻 海洋万里 未の巻
文献名2第2篇 北の森林よみ(新仮名遣い)きたのしんりん
文献名3第11章 人の裘〔902〕よみ(新仮名遣い)ひとのかわごろも
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2022-05-11 17:27:02
あらすじアマゾン河の南岸の大森林は、猛獣毒蛇が暴威をたくましくしていたが、帽子ケ岳の山頂から照らされる霊光により、すべて鷹依姫に帰順していた。一方で北の大森林の猛獣たちは妖怪変化をなし、ひととおりでは通過することができない状態であった。ここへ入って来ようとしている高姫の執着心を去って完全な神の司として探検せしめようと、大江山の鬼武彦が白狐たちを遣わして、神の試練に遭わせたのであった。春彦は、自分の忠告が正しかっただろうと高姫に言うと、高姫はそんなことは知っていたと強がりを言い、一人で沈思黙考するのだと森林の中へ入ってしまった。常彦は高姫の姿を見失わないようにと一目散に高姫を追って駆け出した。春彦は、高姫とはいずれどこかでまた会うだろう、鷹依姫一行を探さなくては、とわざと高姫とは反対の方角に進んでいった。ヨブも春彦に続いた。しばらく三人が進んで行くと、苔の生えた割れ地蔵が並んで立っている。春彦は、この地蔵も何かの化身であろうから、気を付けないと自分たちが高姫の二の舞になると気を付けた。ヨブは、高姫の態度に愛想が尽き、三五教が嫌になったと春彦に愚痴をこぼした。春彦は、高姫を信じるのか、三五教の神を信じるのかとヨブをたしなめた。二人が問答をしている背後で、そろそろ石地蔵が歩きだし、二人の前に胡坐をかいて座った。驚くヨブに春彦は、ここは化けものの巣窟だからと泰然と答え、今度は石地蔵にからかいながら話しかけた。石地蔵は、春彦は高姫を見捨てるのかと逆に問いかけてきた。石地蔵は、今高姫はモールバンドに狙われて、常彦とともに大木の上に難を避けているところだと言う。春彦は自分たち二人が行ったところでどうにもならない、と答えると、石地蔵は口ばかり立派で実行力がないのは誠が無い奴だと嘲った。春彦はそれを聞いて奮起して、ヨブを促して高姫のところへ助けに走ることになった。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年08月23日(旧07月01日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年10月15日
愛善世界社版122頁
八幡書店版第6輯 193頁
修補版
校定版128頁
普及版50頁
初版
ページ備考
OBC rm3211
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