文献名1大本史料集成 2 >第2部 昭和期の運動
文献名2第2章 昭和神聖運動 >第2節 昭和青年誌(抄)よみ(新仮名遣い)
文献名3出口王仁三郎よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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ページ538
目次メモ
OBC B195502c2202057
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本文
出口王仁三郎
わが道にすべての宗教言向けむと思ひし夢をひるがへしたり
数多き既成宗教の本源は皆愛善に出でしを悟りぬ
宗教は皆よけれ共宗教家の卑しき心に穢されてをり
宗教は時所位によりて変りをれば吾は時代の宗教を説く
外国に宗教宣布の権利なき条約結びし為政者の迂闊さ
宗教の宣布権なき外国に吾魁て道を説きたり
愛善の真の道を悟りたる外国人はわが教慕へり
外国の端々までもわが教愛と善とにひろまりにけり
日支間の真の平和を来たすべく吾れ道院と手を結びたり
武蔵野の空にむらむら雲たちて秋のみ空を包まんとぞする
若人の奮ひたつべき時は来ぬ若き日本の春は近めり
わが年を数ふる如き馬鹿は無しとわれは蒙古の人より聞きたり
若返り若返りつゝいつまでも老を忘れて神国に竭さん
大空の底ひも知れぬ紺青の雲井はるかに秋陽は照れり
花明山の高台に立ちて澄みきれる秋の夕べの月に語らふ
月読の大空高く渡るさまにわれ更生の意気甦る
片雲も無き大空を渡りゆく月の清しさ雄心の湧くも
秋の夜の澄みきる月を眺めつゝ幸深き世ぞとつくづく思ふ
大空の月の光に耀へるコスモス畠を去りがてにゐる
芳しき菊の薫りに浸りつつ神苑の秋を朝夕楽しむ
「昭和青年」昭和六年十ニ月号