文献名1大本史料集成 2 >第2部 昭和期の運動
文献名2第2章 昭和神聖運動 >第2節 昭和青年誌(抄)よみ(新仮名遣い)
文献名3満蒙を想ひてよみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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ページ539
目次メモ
OBC B195502c2202058
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本文
出口王仁三郎
青年の奮ひ起つべき時は来ぬ海の内外に雲立ち登る
刈りごもの乱れたる世を立て直し神代に復せ昭和の青年
満蒙は是より益々多事ならん団結力の要を感ずる
外国ゆあらぬ思想の渡り来て吾神国を覆へさんとす
満鉄の後援なくば今回の日支紛争解決せざらむ
千早振神の坐します神国の御楯とならむ昭和の青年
暴慢な支那の奸計悉々く転覆させて東亜を守らむ
日東の帝国青年奮起せよ世界を生かすも殺すも此の時
三千年不易の御国を守れかし昭和青年は力を協はせて
思ふこと一つ無き身も満蒙の天地に吾魂いつく秋となり
吾魂は遠く満蒙に通ふなり日日の神業仕えながらも
吾れに若し百万円の金在れば世界の光となるべきものを
満洲の独立計画に没頭せる支那有力者度々迎へに来たるも
軽率に吾は動かず最後の日吾は力を率ゐて起たむ
神界の経綸日日に顕現し心急はしき秋とはなりぬ
急がずも悪しし急ぐも又悪しし吾は時局を凝視して居り
鳥が啼く東の国に愛善の旗ひるがへす時近みかも
満蒙の地も大事なり日本は一入大事と吾は動かず
(「昭和青年」昭和七年一月号)