文献名1霊界物語 第50巻 真善美愛 丑の巻
文献名2第4篇 神犬の言霊よみ(新仮名遣い)しんけんのことたま
文献名3第20章 悪魔払〔1314〕よみ(新仮名遣い)あくまばらい
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2023-07-28 00:58:34
あらすじ初稚姫、珍彦、楓が高姫の居間が騒々しいので何事かと走ってきてみれば、右のような有様であった。初稚姫は、高姫が斎苑の館の直使に対して暴言を吐いているので、たしなめた。高姫は初稚姫を罵倒し、ふたたびひとしきり義理天上日の出神の神徳を吠えたてた後、便所に言ってくるとその場をはずした。高姫が向こうの林を見渡せば、妖幻坊の杢助がしきりに手招きをし、トントンと走り出した。高姫もそこにあった草履を引っかけると、杢助の後を追って駆け出した。そしてそれっきり、祠の森に姿を見せることはなかった。スマートも後を追うことなく、初稚姫たち一同も高姫の逃走を見送りながら、追いかけようとしなかった。いずれも悪魔払いをしたような心持になったからである。到底通常の手段ではビクともしない高姫が逃げ出したのも、妖幻坊の杢助に心魂を奪われ、その引力によって動かされたのであった。妖幻坊も、こんなときには三五教のためによい御用をしてくれたようなものであった。妖幻坊と高姫は坂を下って行き、山口の森でようやく高姫が追いついた。安彦と国彦は別れを告げて、復命のために斎苑の館に帰って行った。慌て者のイクとサールは、高姫を追いかけて館を飛び出してしまった。初稚姫は残った者たちに教え諭し、別れを告げて、ふたたびハルナの都への征途につくことになった。イル、テル、ハルは悪神が逃げ去ったことを感謝するため神殿に参拝し、天津祝詞を奏上して述懐の歌を歌い、謝意を表した。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年01月23日(旧12月7日)
口述場所
筆録者北村隆光
校正日
校正場所
初版発行日1924(大正13)年12月7日
愛善世界社版277頁
八幡書店版第9輯 252頁
修補版
校定版283頁
普及版139頁
初版
ページ備考
OBC rm5020
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