文献名1霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻
文献名2第2篇 禊身の段よみ(新仮名遣い)みそぎのだん
文献名3第30章 言霊解四〔460〕よみ(新仮名遣い)げんれいかい四
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-06-13 22:59:53
あらすじ水底に生れる各綿津見神の段の言霊を解釈する。万物の穢れを洗浄し、清浄ならしむる活用をミナソコというのである。水は低きに集まり、熱によって姿を変え、雲雨となって地上一切を保育する。こうした活用のある神霊を称えて、水の御魂というのである。ミは生成化育、ナは万物の統御、ソは神知妙徳を発揮、コは大神人が隠伏する低所を指している。綿津見の神の言霊解ワは物・人の起こりにして、世を保つ言霊である。タは対照力である。ツは大金剛力である。ミは身であり充ち満つるの意にして、惟神大道のミチである。以上の四言霊をもって思考するときは、実に無限の神力を具備し、円満充全にして、天下の妖邪を一掃する、五六七の大神のご活動ある神であることがわかるのである。筒之男命ツツノオの言霊は、大金剛力を具有し、正邪・理非を決断し、水の性質を発揮して悪事を洗い清める、霊主体従日本魂の御魂に復帰せしめるという神名である。その神名に、底・中・上が区別されているのは、大いに意味があることである。それぞれ、神界と現界社会の三段を現している。筒之男命は、三段に別れて厳社会の大改革を断行する、という御神事である。神界の大祓行事でなくては、曲津神を征服することはできない。神界の権威である宇宙の大修祓は、万物の霊長である人間の行為と密接な関係があるのである。地上の人間の行動によって、精神界の治乱に影響を与えてしまうからである。皇国とは、世界を同義的に統一すべき神明の国である。体主霊従の経綸のように、征服とか占領とかの無法横暴なことは許されないのである。この皇典古事記の御遺訓を奉り、国政を革新する。それが皇道を広め興す基礎になるのである。
主な人物
舞台
口述日1920(大正9)年01月15日(旧11月25日)
口述場所
筆録者谷村真友[#講演筆録]
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年8月20日
愛善世界社版227頁
八幡書店版第2輯 473頁
修補版
校定版233頁
普及版103頁
初版
ページ備考
OBC rm1030
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