文献名1霊界物語 第17巻 如意宝珠 辰の巻
文献名2第1篇 雪山幽谷よみ(新仮名遣い)せつざんゆうこく
文献名3第1章 黄金の衣〔612〕よみ(新仮名遣い)おうごんのころも
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-02-13 17:57:48
あらすじ鬼雲彦によって岩窟に一年押し込められていたお節は、悦子姫によって救い出され、平助・お楢の祖父母の元に帰ってきた。そして三五教の宣伝使、岩公、勘公、櫟公と共に、雪の中を真名井ケ原へとお礼参りに出かけた。爺・婆は足元に難があるため、岩公、勘公、櫟公三人は先に雪の中を発って行った。話は戻って、鬼虎、鬼彦の両人は心の鬼に責められながらとぼとぼと雪道を行くうちに、路傍の糞壺に落ちてしまった。厳寒の中、二人は命からがら進んで行くと、一軒のあばら家があった。着物を洗濯し、古ごもや古ござを巻いて、ようやく命をつないだ。部屋の隅に加米彦がいて、二人に豊国姫命の命で悦子姫より衣を授かってきた、という。鬼虎と鬼彦は喜ぶが、その着物は、真名井ケ原に着いて体を清めてから出ないと渡せない、という。そこへ岩公、勘公、櫟公が追いついてきた。加米彦は、家の中からぼろぼろの着物を探し出して、当面の用にと鬼虎と鬼彦に着せた。しばらく行くと、道端にこざっぱりとした家があり、女が招く。一同が中へ入ると、おコンと名乗る女は、鬼虎と鬼彦に禊をさせ、悦子姫からの立派な着物を授ける。その着物には、鬼彦は彦安命、鬼虎は虎彦命という宣伝使名が書いてあった。おコンはもうすぐ真名井ケ原なので、ここで天津祝詞と天の数歌を唱えるように、と導師の役をする。一同が一生懸命祝詞を唱えていると、平助、お楢、お節の三人が追いついて来て声をかけた。気づくと、おコンも加米彦もおらず、岩公、勘公、櫟公、鬼彦、鬼虎の五人は、真っ裸で雪の中に座っていたのであった。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年04月21日(旧03月25日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年1月10日
愛善世界社版9頁
八幡書店版第3輯 527頁
修補版
校定版11頁
普及版3頁
初版
ページ備考
OBC rm1701
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