文献名1霊界物語 第47巻 舎身活躍 戌の巻
文献名2第3篇 天国巡覧よみ(新仮名遣い)てんごくじゅんらん
文献名3第18章 一心同体〔1251〕よみ(新仮名遣い)いっしんどうたい
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2023-04-30 17:36:38
あらすじ高天原の霊国および天国の天人は、人間が数時間を費やす雄弁な言語よりも、わずか二三分で簡単明瞭にその意志を通じることができる。天人の言語は優美と平和と愛善と信真に充ちているため、いかなる悪魔もその言葉に抵抗することはできない。天国の言葉は善言美詞に充たされている。何事も善意に解し見直し聞き直し宣り直しという神律が行われている。日の国の天国天人の言語はウとオの大父音多く、月の国の霊国天人の言語はエとイの大父音に富んでいる。天人はみな一様の言語を有し、現界人のように言語の違いや訛りはない。また面貌によってあらわす言語や、概念を見るように成した言葉など、さまざまな形容詞が使われている。治国別と竜公はこの団体の統制者、珍彦・珍姫夫婦に導かれ、種々の花卉などで囲まれた麗しい邸宅に招待された。珍彦は鋭敏な証覚によって、治国別が肉体がありながら修業のために天国を訪れたことを悟ることができた。珍彦は、治国別の知る言語を用いて談話をなした。珍彦は、今日は大神様の祭典日だから、その場で治国別が現界からの修行者であることを発表しようと伝えた。竜公は、団体中は子供からせいぜい三十才くらいまでの者しか見当たらないわけを珍彦に尋ねた。珍彦は、精霊は不老不死であり、心は人間では二十才かから三十才くらいで成就するので、天国の住民はそのとおりの姿をしているのだと説明した。天国の生活について珍彦は、天人各自、農工商に励み、互いに喜び勇んで事業に汗をかいて従事しており、上下一致、億兆一心にて大事にも小事にもあたるので、何事も完全無欠に成就すると説明した。感心する治国別に珍彦は、すでに天国の団体に来った以上は、互いに心と知性が通じて融合統一しており、だからこそ相対座して話をすることができていると語った。だからこの心をいつまでも忘れなければ、地上へ下っても依然として天国の住民であると諭した。三人が歓談に笑い興じている間に、珍彦の妻・珍姫が現れて挨拶をなした。竜公は、珍彦と珍彦の容貌がそっくりなことを尋ねた。珍彦は、天国の夫婦は愛と真の和合によって成立するから同心同体、相応の理によってこのようになるのだ、と説明した。また竜公の諧謔については、滑稽として聴けばたとえ悪言暴語であっても、笑いによってたちまち善言美詞となるので心配することはないと諭した。そのうちに一人の男が祭典の準備ができたと珍彦夫婦を呼びに来た。治国別と竜公も共に参加することになった。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年01月10日(旧11月24日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1924(大正13)年10月6日
愛善世界社版245頁
八幡書店版第8輯 563頁
修補版
校定版257頁
普及版120頁
初版
ページ備考
OBC rm4718
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