文献名1霊界物語 第30巻 海洋万里 巳の巻
文献名2第3篇 神縁微妙よみ(新仮名遣い)しんえんびみょう
文献名3第10章 妖雲晴〔852〕よみ(新仮名遣い)よううんばれ
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2022-01-24 18:18:06
あらすじ石熊は、得意のときには滅茶苦茶に威張るが、弱り目になってくると顔色を真っ青にしてしまう。精神がまだ定まっていない男であった。末子姫に宣り直しを命じられ、カールの忠言を気にしながらまたしても歌い始めたが、その歌には悲哀の情が表されていた。前の歌よりも、大蛇に語りかけて改心を願う善言美詞的な歌であったが、やはり効果を表さなかった。末子姫になぜ効果が現れないかと問われて石熊は、自分の過去の罪が深いことを大蛇に見透かされており、言霊を聞いてくれないのだと答えた。末子姫はその心を忘れないようにと石熊を諭し、決して何々教だとか区別を言わずに大慈大悲の大神の御心を汲むことに専心し神様の御為に尽くすことが、神の道の真相であると告げた。石熊は涙を流して今までの小さき心を捨てて精進することを末子姫に誓った。末子姫は、石熊の後詰めとして捨子姫を指名し、大蛇に言霊戦を挑むようにと任じた。捨子姫は水面に向かって言葉涼しく言霊歌を宣りはじめた。その歌は、神から生き物が等しく受けた魂を思い、自らも神の御子であることを悟って改心するよう心から述べ奉るというものであった。捨子姫の言霊はごく簡単なものであったが、天授の精魂清らかにして汚点も曇りもなく、真如の月が心の海に照り輝いていた。その言霊の効用は著しく現れ、荒波はやみ黒雲は晴れ渡って太陽が輝きだした。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年08月15日(旧06月23日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年9月15日
愛善世界社版120頁
八幡書店版第5輯 615頁
修補版
校定版129頁
普及版47頁
初版
ページ備考
OBC rm3010
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