王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1東京読売新聞
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3昭和10年12月9日 夕刊(10日付)よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
ページ 目次メモ
OBC NPTYc19351209Y1
本文のヒット件数全 4 件/王仁三郎=4
本文の文字数777
これ以外の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文 出口王仁三郎
室伏高信

 大本教への手入れがどのやうな法律的根拠からなされたかは私のまだ詳かにしないことである。もしも新聞紙の伝ふる如くに不敬の疑ひもしくは証拠が挙げられたとしたなら、人はここに現代日本風景の最も基本的な特徴を見るべきである。
 大本教が皇道主義を標榜する一宗教或ひは一邪教であることは人のよく知つてゐることである。そしてこのことはひとり大本教に限らない。ひとの道、金光、天理、即ち現代に流行する諸宗教乃至諸邪教、みな一つとして皇道主義に立脚すると称しないものはない。
 そして又このことがひとり宗教乃至邪教に限られたことでないことも忘れられてはならない。即ち非常時の烽火があげられてから、いはゆる皇道主義の旗印が日本の各方面に林立したことを。
 われわれはこの現象を買い被りもしないが非難もしない。なぜなら国民主義は血の覚醒でもあり、伝統の再評価でもあり、資本主義から社会主義までの、盲目的な西洋崇拝の後におゐて、日本への自覚、国民的自己覚醒の呼び求められることくらゐ自然なことはないからだ。
 国体明徴もよく、大本教、ひとの道、金光、天理、或ひは「生命の実相」もよい。あらゆる日本的なものが高調されるのがよく、また再発見されるのがよい。日本は日本の道をもつてゐる筈であり、又もつてゐなければならないのである。
 もちろん国体の基礎は嘗て揺いだこともなく、これは万古に渝るところはない。今更ら特別に皇道主義を叫ぶほどの必要がどこにあるかといへばそれ迄でもあるが、出口王仁三郎、山本悌二郎、いはゆる忠君愛国の士続出して、われわれは一層に意を安んずることができるともいへたのである。
 だが、巧言令色少ないかな。宗教の隣りに邪教が巣食ひ、愛国者の隣りに愛国モンガアが住む。本居宣長の一つの結論として出口王仁三郎あらはる。──王仁三郎はたつた一人であらうか。
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki