文献名1霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻
文献名2第3篇 言霊解よみ(新仮名遣い)ことたまかい
文献名3第15章 大気津姫の段(一)〔482〕よみ(新仮名遣い)おおげつひめのだん(一)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ言霊反し(言霊返し)
データ凡例
データ最終更新日2021-06-11 18:40:15
あらすじ古事記において、天の真奈井の誓約において、素尊の御魂の清明無垢が証明されたため、素尊の部下たちの不満が勃発し、そのために天の岩戸の大事件が発生したのであった。素尊はその責任を負って、「千位の置戸を負わせられ」て追放されたのであった。千位の置戸とは、一天万乗の位、群臣の上に立つ位を放棄させられて、という意味である。素尊は万神万有のいっさいの罪科を一身に負って、自ら罪人となって天地の神明に潔白な心性を表示されたのである。世界一切の万類を救うために身を犠牲に供することを、千位の置戸というのである。「髭を切り」とは、社会的な重要な役職をすべて放擲させられた、ということである。「手足の爪を抜かしめて」とある手足の爪は、私有財産一切のことである。「神追い(カムヤラヒ)」とは、ヤは天地自然の大道に帰って万民を教え導くことである。ラは寸暇なき神業奉仕者となることである。ヒとは、天地経綸の司宰者である人の本霊を顕して無上の尊厳を保つことである。すなわち、神追いとは単に神様を追放するということではないのである。世の中には絶対的な平等もなければ絶対的な差別もない。差別的平等なる天理天則を悟り、もって自らの髭を切り、手足の爪を抜いて天下のために真に意義のある生活に入るべきである。「食物(おしもの)」とは、衣食住の三種を総称したものである。大気津姫とは、物質文明の極点で、みなこぞってあらゆる贅沢をなし始めたことを言うのである。それにたいして素尊は、八百万の神々に対して正衣正食することをお諭しになったのである。世の中が進むについて、国風に合致しない悪風習が現れてきたのである。
主な人物
舞台
口述日1920(大正9)年01月16日(旧11月26日)
口述場所
筆録者谷村真友[#講演筆録]
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年9月10日
愛善世界社版143頁
八幡書店版第2輯 564頁
修補版
校定版143頁
普及版61頁
初版
ページ備考
OBC rm1115
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