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文献名1霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3総説よみ(新仮名遣い)そうせつ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ一身上に関する大峠を一週間後に控えた旧五月十八日、火天大有の卦(運が盛んで進んで物事を起こすべきとき)を得た瑞月王仁は、天佑の下ようやく二十三巻を口述し終えた。雷天大壮(勢いはあるが空回りしやすいため、一歩引いて内実を充実させるべきとき)の神業に奉仕しようと心身を清めて息のまにまに口ずさむ。那智の滝で罪の穢れを洗い清められ、駒彦、秋彦らの泥棒が心の底から悔悟して、神の恵みの糸筋に親子対面となる。執着心の深い高姫が、小豆ケ島にそびえたつ国城山の岩窟で、蜈蚣姫と対面する珍物語である。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年06月13日(旧05月18日) 口述場所竜宮館 筆録者 校正日 校正場所 初版発行日1923(大正12)年4月19日 愛善世界社版3頁 八幡書店版第4輯 494頁 修補版 校定版3頁 普及版1頁 初版 ページ備考
OBC rm230002
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本文  一身上に関する大峠を一週日の前に控へたる旧五月十八日、離為火の本卦、火天大有の枝卦を得たる瑞月王仁は、天佑の下に漸く二十三巻の霊界物語を口述し了り、進んで雷天大壮の神業に奉仕せむと、身心を清め、生田の森の訪客の、息のまにまに口ずさむ。罪も穢れも那智の滝、心の駒彦や、木枯気分の秋彦始め、虻蜂取らずの泥棒が、心の底より悔悟して、神の恵みの糸筋に、曳かれて親子の再会や、魂をぬかれし高姫が、執着心のいと深き、心の瀬戸の家島やま、小豆ケ島に聳え立つ、国城山の巌窟に、バラモン教の花形役者、蜈蚣姫と面会の珍物語、古今混同、不可解至極の頭脳の記憶を辿りつつ、蒲団の上に横たはり、日本一の吉備団子、ムシヤムシヤ喰ひ喰ひ述べ了る。
   大正十一年旧五月十八日   竜宮館にて
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