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文献名1霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻
文献名2第3篇 暁山の妖雲よみ(新仮名遣い)ぎょうざんのよううん
文献名3第9章 善幻非志〔1283〕よみ(新仮名遣い)ぜんげんびし
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2023-06-19 16:02:22
あらすじ祠の森の神殿は、珍彦と静子の夫婦が神司となって奉仕していた。二日目の夜中ごろから娘の楓に神がかりが始まり、数多の信者は生き神が現れたと喜んで、神殿はにわかに神勅を乞う参拝者であふれかえった。しかし楓の神がかりはあまり高等なものではなかった。バラモン教から改心したイル、イク、サール、ヨル、テル、ハルの六人は、楓の神がかりに盲従して神務に奉仕していた。そこへ、中婆の宣伝使が現れ、神徳が立っている神殿に伺いに来たと訪ねてきた。受付にいたヨルは、楓姫に日の出神様がかかって大変な神徳が立っていると答えた。この婆は高姫であった。高姫は東助を慕って斎苑館にやってきたが叱り飛ばされ、なんとかして自分の腕前を見せて東助の気を引こうと、信仰がぐらつきだした。そして祠の森にあまり徳の高い信者が仕えて居ないことを知って、一旗揚げようとやってきた。高姫は楓に憑いた神霊を怒鳴りたてて追い出してしまい、その弁舌で珍彦、静子らを掌中に丸め込んでしまった。そして朝から晩まで脱線だらけの神懸りをはじめ、ふたたび筆先を書き始めた。そもそも、精霊と人間の談話は危険至極のため、神界ではこれを許し給わぬことになっている。人間は精霊の容れものであるが、精霊は人間の肉体の中に入っても、そのことを知ることはできないようになっている。しかし鋭敏な精霊は、肉体と自問自答することで、自分が人間の肉体の中にいることを悟ることができる。精霊には正守護神と副守護神がある。副守護神は人間を憎悪する。ゆえに、もし副守護神が自分が人間の肉体の中に入っていることを知ると、その霊魂と肉体を亡ぼそうと企むのである。高姫はこの副守護神に左右され、精霊を神徳無辺の日の出神と固く信じ、なすがままに使われてしまっていた。副守護神は高姫の肉体をすぐに亡ぼさず、むしろこれを使って自らの思惑を遂行し、大神の神業を妨げ、地獄の団体をますます発達させようと願っている。精霊は、霊界のことは相応に見ることができるが、自然界のことを見ることができないから高姫の肉体を使うのである。もし神が、人間と精霊が交信することを許してしまうと、精霊は人間の存在を知ってしまい実に危険である。人が深く宗教上のことを考え、もっぱらこれにのみ心を注いでしまうと、自分が思惟したことを現実的に見てしまう。このような人間は、精霊の話を聞きはじめてしまう。すべて宗教上のことは、心の中で考えるとともに世間における諸々の事物の用によってこれを修正するべきなのである。もし修正できないときは、宗教上の事物がその人の内分に入り込む。そして精霊がそこに居を定め、霊魂をまったく占領してしまうのである。空想に富み、熱情に盛んなる高姫は、いかなる精霊の声をも聖き霊なりと信じ、精霊の言うがままに盲従してでたらめを並べられ、宇宙唯一の尊い神を表したように得意満面になって礼拝し、これをあまねく世に伝えようとしている。高姫もまた副守護神に幾度となく虚偽を教えられ嘘を書かされても、神が気を引いたとかご都合だとか自分の改心が足りないとか理屈をつけて少しも疑わず、ますます有難く信じ込む。悪霊に魅せられた人間はこんな具合になるものである。この日の出神と自称している副守護神は、自分自身は八岐大蛇の悪霊であり、金毛九尾の悪孤であった。しかし他の精霊と変わっている点は、五六七の世が出てくることを知り、いつまでも悪を立て通すわけにはいかないことを知っていた。そこで、心の底から改心し、昔から世を乱してきた自分の悪を悔い改めて誠の神の片腕となって働くのであると考えていた。そして、悪に強かったものはまた善にも強いはずだ、ゆえに自分の言うことは一切が霊的であり神的であり、かつ善の究極である、と信じているのである。高姫はその精霊を、義理天上日の出神であり、悪神が改心して誠に立ち返った尊い神だと信じて崇拝し、いいように使われてしまっていた。精霊は自分が人間の体に入っていることを感知していた。人間もまた精霊が体にいることを感知していながら、かえってこれを自分の便宜となし、愛するのである。精霊に迷わされる者は愚直な者か、貪欲な者か、精神に欠陥のある者であることを記憶しなければならない。現今の大本にも、高姫類似のてん狂者や強欲人間が集まり随喜の涙をこぼし、地獄の門戸を開こうと努めている者があるのは、仁慈の神の目から見て忍び難いところである。しかし悪霊の肉体と霊魂を占有された者は、容易に神の聖言を受け入れることはできないものである。神の道を信仰する者は、この消息を十分に理解して、邪神に欺かれないように注意することを望む次第である。悪の精霊は決して悪相をもって現れず、表面もっともらしい善を言い、集まってきた人間に対してあるいは脅し、あるいは賞揚し、霊の因縁とか先祖の因縁とか言ってごまかし、人を知らず知らずのうちに邪道に導こうとするものである。
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年01月18日(旧12月2日) 口述場所 筆録者松村真澄 校正日 校正場所 初版発行日1924(大正13)年11月5日 愛善世界社版125頁 八幡書店版第9輯 77頁 修補版 校定版129頁 普及版57頁 初版 ページ備考
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本文
 祠の森の神殿は珍彦、静子の夫婦が神司となり、朝な夕なに奉仕する事となつた。而して二日目の夜中頃から娘の楓に神懸が始まり、数多の信者は生神が現はれたりと打喜び、八尋殿に集まり来りて、神勅を請ふもの絡繹として絶間なく、今迄森閑としてゐた此谷間は実に人の山を築き、俄に山中の都会の如くになつて来た。楓の神懸は余り高等なものではなかつた。されど神理に暗き人々は、神が憑つて直接に一切を教ふると聞いて、救世主の出現の如くに尊敬し、嬉し涙をたらし乍ら、老若男女の嫌ひなく、ここに集まり来り、楓姫の若き娘の口よりいろいろの指図を受けて、随喜渇仰するのであつた。
 バラモン組のイル、イク、サール、ヨル、テル、ハルの六人は何事も此楓姫の神懸のまにまに盲従して、総ての神務に忠実に奉仕してゐた。ここへ現はれて来たのは、中婆アさまの宣伝使であつた。彼の宣伝使は態と素人らしく装ひ、玄関口に立つて、
婆『一寸伺ひます、此祠の森は三五教の御神殿と聞きましたが、大変に御神徳が立つて結構さまで厶います。どうか私も一つ伺つて頂きたいので厶いますが、お世話になれるでせうか』
 受付に控へてゐたヨルは気も軽々しく、
ヨル『ハイ、何なとお伺ひなされませ、それはそれは偉い神さまですよ。つい此間から神懸になられまして、いろいろの御託宣を遊ばし、何を伺つても百発百中、それ故此通り大勢の参拝者が朝から晩まで引つづき、此険阻な山奥を物ともせずに参られます。何と神力と云ふものは偉いものでせう。お前さまも余程苦労人と見えますが、サアズツと奥へ通つて、大神様に直接伺ひなさいませ』
婆『ハイ有難う、而して大神様とは何方で厶います』
ヨル『ハイ、楓姫様に日出神様がお憑り遊ばし、それはそれは偉い御神徳で厶います』
婆『ナアニ、日出神様? あ、それは耳よりのお話だ。それぢや一つ伺つて戴きませう』
ヨル『オイ、イク、奥の審神室迄案内して下さい』
イク『サア、貴方、大神様の居間迄御案内致しませう』
と一人の婆を楓姫の居間に案内した。楓姫は白衣に緋の袴を穿ち、今や神霊降臨の真最中であつた。而して二三人の信徒が神勅を乞ひ、指図を受け、有難がつて鼻をすすつてゐる。各自に伺ひがすみ、席を退くと、あとにはイクと婆の二人、婆は叮嚀に両手をつき、
婆『一寸日出神様にお伺ひ致しますが、私は何と云ふ者か御存じで厶いませうなア』
神主『其方は神を試むるのか、無礼千万な、下りをらう……』
婆『コリヤ面白い、此婆を何と心得て厶る。大それた日出神などと申して、盲聾を詐つても、此婆は詐る事は出来ませぬぞや』
神主『然らば汝の疑を解く為に言つてやらう。汝は三五教の宣伝使生田の森の神司高姫であらうがなア』
婆『成程、高姫に間違ひはない。そんならお前さま、それ程よく分るなら、妾の伺ふ事一々答へて下さるであらうなア』
神主『其方はイソ館にまします、教主代理東野別の後を慕ふて来た、不心得者であらうがな。何程其方が一生懸命になつても、東野別は見向も致さぬぞや。左様な腐つた神柱ではない程に、チツと改心を致したがよからうぞ』
高姫『コレ、楓姫さまお前は、つい此間まで何にも知らずに居つて、俄にそんな神懸を致しても駄目ですよ。此高姫が現はれた以上は、ドコドコまでも査べ上げねばおかぬのだ。義理天上日出神の生宮は、ヘン、すまぬが、此高姫で厶んすぞえ。お前なんぞに、決して日出神は憑つた覚はありませぬ、そんな山子を致すと、誠の日出神が大勢の前で面を曝しますぞや。お前は山口の森の大蛇の霊だらう。悪神にのり憑られ、丑の時参りなんどして、人を呪ひ殺さうとした悪霊が、お前の体に残つて居つて、日出神の名を使ひ、一旗上げようと致して居るのだらう。サア、何うだ、高姫の審神者に対し返答をなさるか。メツタに返答は出来よまい』
 楓姫は高姫に厳しく審神され、呶鳴りつけられたので、まだ年もゆかぬ乙女の事とて吃驚して了ひ、憑霊は逸早く脱出して了つた。楓姫は高姫の顔を見て、打慄ひ、
楓姫『あゝ恐い小母さま』
と泣きゐるのであつた。イクは此有様を見て、ズツと感心して了ひ、
イク『コレハ コレハ、高姫様、御神徳には感じ入りました。上には上のあるもので厶いますな』
と頻りに首をかたげて賞讃してゐる。高姫はイソ館に至り、東助にヤツと面会し、手厳しく叱り飛ばされ、馬鹿らしくてたまらず、されど何とかして、東助を往生づくめにしてでも、マ一度旧交を温めねば承知せぬ、それに就いては、東助が羽振を利かしてゐるイソ館を何とかして困らせ、自分の腕前を見せて、東助に兜をぬがせ、吾目的を達せねばおかぬと、折角改心してゐた、霊の基礎が又もやグラつき出し、祠の森の神殿に素人許りが仕へてゐると聞いたを幸ひ、信者に化け込み、一同を往生させ、茲に自分が一旗挙げむと企みつつ、やつて来たのである。高姫は又もや日出神と自称する病気が再発し、頻りに弁舌をふりまはして、珍彦、静子其外一同を吾掌中にうまく丸めて了つた。而して朝から晩迄脱線だらけの神憑を始め、再び筆先をかき始めた。実に厄介至極の代物である。
 折角治まつてゐた自問自答の神憑りは再発して、頻りに首を振り、精霊と談話を始め、それを金釘流の文字で荐りに書き始めた。すべて精霊と人間との談話は危険至極なれば神界にては之を許し玉はぬ事になつてゐる。併し乍ら此高姫は一種の神経病者であつて、時々精霊が耳元に囁き、或は口をかつて下らぬ神勅を伝ふる厄介者である。
 凡て人間は精霊の容器であつて、此精霊は善悪両方面の人格を備へてゐるものである。而して精霊が憑り切つた時は、其人間の肉体を自己の肉体と信じ、又其記憶や想念言語迄も、精霊自身の物と信じてゐるのである。併し乍ら鋭敏なる精霊は肉体と自問自答する時に、精霊自身に於て、自分は或肉体の中に這入つてゐるものなる事を悟るのである。而して精霊には正守護神と副守護神とがあり、副守護神なる者は人間を憎悪する事最も劇甚にして、其霊魂と肉体とを併せて之を亡び尽さむ事を願ふものである。而してかかる事は甚しく妄想に耽る者の間に行はるる所以は其妄信者をして、自然的人間に、本来所属せる歓楽より自ら遠ざからしめむ為である。此高姫は自ら精霊に左右され、而して精霊を神徳無辺の日出神と固く信じ、其頤使に甘んじ、其言を一々信従し、且筆先を精霊のなすが儘に書き表はすが故に、精霊は決して高姫の肉体を憎悪し又は滅尽せむとせないのである。寧ろ其肉体を使つて、精霊の思惑を遂行し、大神の神業を妨げ、地獄の団体を益々発達せしめむと願ふてゐるのである。併し高姫自身は吾れに憑依せる精霊を至粋至純なる日出神と信じ切り、一廉大神の神業に仕へてゐる積りで居るから堪らないのである。併し大神は時々精霊を人間より取りはなし玉ふ事がある。これは彼れ精霊をして、人間と同伴せるを知らざらしめむが為である。何となれば、精霊なる者は、自己以外に世界あることを知らず、即ち人間なる者が、彼等以外に存在する事を知らないのである。故に高姫の肉体に憑つてゐる精霊は日の出神と自らも信じ、又高姫の肉体とは知らず、尊き或種の神と言葉を交へてゐる様に思つて居つたのである。又肉体に這入つてゐる事を漸くにして悟ると雖も、高姫の方に於て其精霊を悪神と知らず、真正の日出神と尊信してゐる以上は、精霊は、決して高姫の霊魂肉体に害を加へないのは前に述べた通りである。すべて精霊は霊界の事は自分の霊相応の範囲内に於て見ることを得れ共、自然界は少しも見ることが出来ないのである。之れは現実界の人間が霊界を見ることが出来ないのと同様である。
 此理に仍つて人間が若し精霊に物を言ひ返すを神が許し玉ふ時は、精霊は自己以外に人間あるを知るが故に、実に危険である。中には深く宗教上の事を考へ、専ら心を之れにのみ注ぐ時は、其心の中に自分が思惟する所を現実的に見る事がある。斯の如き人間は精霊の話を聞き始むるものである。
 すべて宗教の事は何たるを問はず、人間の心の中より考へて、世間に於ける諸々の事物の用に仍つて、之を修正せざる時は、其事其人の内分に入り込んで、精霊そこに居を定め、霊魂を全く占領し、斯くして此処に在住する幾多の精霊を頤使し、或は圧迫し、或は放逐するに至るものである。高姫の如きは、実に其好適例である。
 空想に富み、熱情に盛なる高姫は常に其聞く所の精霊の何たるを問はず、悉く之を以て聖き霊なりと信じ、精霊の言ふが儘に盲従して、ヘグレ神社だとか、末代日の王天の大神だとか、ユラリ彦だとか、旭の豊栄昇り姫だとか、出鱈目の名を並べられ、宇宙唯一の尊き神を表はした如く、得意満面になつて、之を尊敬し、礼拝し、且其妄言を信じて、普く広く世に伝へむとしてゐるのである。斯の如き諸精霊は其実、僅に熱狂なる副守護神に過ぎない事を知らず、又斯の如き副守は虚偽を以て真理と固く信ずるものである。故に高姫も亦副守に幾度となく虚偽を教へられ、或は見当外れの嘘許りを書かされて、万一其筆先の相違した時は、神が気をひいたのだとか、御都合だとか、自分の改心が足らぬ故に混線したのだとか、いろいろの理窟をつけて少しも疑はず、益々有難く信じてゐるのである。悪霊に魅せられた人間はこんな具合になるものである。又予て自分が教へ導き、其説を流入する所の人間を、言葉巧に説きすすめ、益々固く信ぜしめむとするものである。而して遂には精霊が肉体を全部占領し、且つ数多の人を誑惑した上、遂にいろいろと理窟をつけて、悪事を教へ、何事も神の都合だから、只吾言に従へ、いひおきにも書きおきにもない、根本の根本の歴史以前の事だから、智者学者が何程きばつても分るものでない、只人間は誠の神の申す事、日出神の調べた事を聞くより誠が分らぬものだ。故に此筆先をトコトン信用せよ……と勧めるのである。日の出の神と称してゐる副守は普通の精霊とは変つてゐる点は、自分は八岐大蛇の悪霊であり、金毛九尾の悪狐であつた、が併し、五六七の世が出て来るに付いて、何時迄も悪を立て通す訳には行かぬから、心の底から改心をし、昔から世を紊して来た自分の悪を悔い改め、而して誠の神の片腕となつて働くのであるから、悪にも強かつたものは又善にも強い、故に自分の云ふ事は、一切が霊的であり神的であり、且善の究極である……と信じてゐるのである。故にかくの如き精霊は人間たる高姫と同伴し往来するも、其肉体を害する事はない。
 高姫は其精霊を義理天上日出神及悪神の改心して誠に立返つた尊い神と信じて、之を崇拝し、其頤使に甘んずるが故に、精霊も又人間の体に這入つてゐる事を感知し乍ら、却て之を自分の便宜となし、愛するのである。斯の如き精霊に迷はさるる者は、愚直な者か或は貪欲な者か、精神に欠陥のある人間であることを記憶せねばならぬ。
 現今の大本内部にも高姫類似の狂態が演ぜられ、癲狂者や痴呆者や強欲人間が蝟集して、随喜の涙をこぼし、地獄の門戸を開かむと努めて居る者のあるのは実に仁慈の神の目より見て忍び難き所である。併し乍ら、悪霊に其全肉体と霊魂を占有された者は、容易に神の聖言を受け入るる事の出来ないものである。神の道を信仰する者は、此間の消息を充分翫味して、邪神に欺かれざる様注意を望む次第である。又悪の精霊は決して悪相を以て現はれず、表面最もらしき善を言ひ、且吾膝下に集まり来る人間に対し、或は威どし或は賞揚し、……汝は何々の霊の因縁があるとか、大先祖が何うだとか、中先祖が悪を尽して来たから、其子孫たる汝が、祖先の為に此神の命を奉じ、充分の努力をせなくてはならぬ……なぞと言つて、誤魔化し、人を邪道に、知らず知らずの間に導かむとするものである。
(大正一二・一・一八 旧一一・一二・二 松村真澄録)
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