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文献名１惟神の道
文献名２よみ（新仮名遣い）
文献名３神人の心よみ（新仮名遣い）
著者出口王仁三郎
概要
備考霊界物語第二二巻総説の抜萃
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データ凡例
データ最終更新日----
ページ44
目次メモ
OBC B123900c016
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本文の文字数1094
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本文
真心とは天地の先祖の大神の大精神に合致したる清浄心である。至仁至愛にして万事に心を配り意を注ぎ、善事に会ふも凶事に遇ふも、大山の泰然として動かざるが如く、びくつかず、あせらず、物質欲に淡泊く、心神を安静に保ち、何事も天意を以て本となし、人と争はず、よく耐へ忍び、宇宙万有一切を我が身魂の所有となし、春夏秋冬昼夜、風雨雷電霜雪、何れも言霊の御稜威に服従するまでに到らば、始めて神心を発揚し得たのである。
また小三災の飢病戦、大三災の風水火に攻められ、如何なる艱苦の淵に沈む時ありとも介意せず、幸運に向ふも油断せず、生死一如と心得、生死に対しては昼夜の往来を見るが如く、世事一切を神明の御心に任せ、好みなく憎しみなく、義を見ては進み、利を見て心を悩まさず、心魂常に安静にして人事を見ること流水の如く、天地の自然を楽しみ、小我を棄て大我に合し、才智に頼らず、天の時に応じ、神意に随ひ、天下公共のために捨身の活動を為し、万難にたゆまず屈せず、善を思ひ、善を云ひ、善を行ひ、奇魂の真智を照らして大人の行ひを備へ、物を以て物を見極め、他人の自己に等しからむことを欲せず、心中常に蒼空の如く、海洋の如く、二六時中意志内にのみ向ひ、自己の独り知る所を慎み、その力量才覚を人に知られむことを望まず、天地の大道に従って世に処し、善言美辞を用ひ、光風霽月少しの遅滞なく、神明の代表者たる品位を保ち、自然にして世界を輝かし、心神虚しくして一点の私心なき時は、その胸中に永遠無窮の神国あり。
至善至美至真の行動を励み、善者または老者を友とし、これを尊み敬ひ、悪人愚者劣者を憐れみ、精神上にはたまた物質上に恵み救ひ、富貴を羨まず貧賤を厭はず侮らず、天分に安んじ、社会のために焦慮して最善をつくし、富貴に処しては神国のために心魂を傾け、貧に処しては簡易なる生活に感謝し、我欲貪欲心を戒め、他を害せず傷つけず、失敗来たるも自暴自棄せず、天命を楽しみ、人たるの天職を尽し生業を励み、天下修斎の大神業に参加する時といへども、頭脳を冷静に治めて周章てず騒がず、心魂洋々として大海の如く、天の空しうして百鳥の飛翔するに任せ、海の広大にして魚族の遊踊するに任するが如く、不動にして寛仁大度の精神を養ひ、神政成就の神業を輔佐し、たとへ善事と見るも神界の律法に照合して、悪しければ断じてこれを為さず、天意に従って一々最善の行動を採り、昆虫といへどもみだりに傷害せず、至仁至愛の真情を以て万有を守る。また乱世に乗じて野望を起こさず、至公至平の精神を持するの人格そなはりたる時は、すなはち神人にして、その心魂は即ち真心であり神心である。
また小三災の飢病戦、大三災の風水火に攻められ、如何なる艱苦の淵に沈む時ありとも介意せず、幸運に向ふも油断せず、生死一如と心得、生死に対しては昼夜の往来を見るが如く、世事一切を神明の御心に任せ、好みなく憎しみなく、義を見ては進み、利を見て心を悩まさず、心魂常に安静にして人事を見ること流水の如く、天地の自然を楽しみ、小我を棄て大我に合し、才智に頼らず、天の時に応じ、神意に随ひ、天下公共のために捨身の活動を為し、万難にたゆまず屈せず、善を思ひ、善を云ひ、善を行ひ、奇魂の真智を照らして大人の行ひを備へ、物を以て物を見極め、他人の自己に等しからむことを欲せず、心中常に蒼空の如く、海洋の如く、二六時中意志内にのみ向ひ、自己の独り知る所を慎み、その力量才覚を人に知られむことを望まず、天地の大道に従って世に処し、善言美辞を用ひ、光風霽月少しの遅滞なく、神明の代表者たる品位を保ち、自然にして世界を輝かし、心神虚しくして一点の私心なき時は、その胸中に永遠無窮の神国あり。
至善至美至真の行動を励み、善者または老者を友とし、これを尊み敬ひ、悪人愚者劣者を憐れみ、精神上にはたまた物質上に恵み救ひ、富貴を羨まず貧賤を厭はず侮らず、天分に安んじ、社会のために焦慮して最善をつくし、富貴に処しては神国のために心魂を傾け、貧に処しては簡易なる生活に感謝し、我欲貪欲心を戒め、他を害せず傷つけず、失敗来たるも自暴自棄せず、天命を楽しみ、人たるの天職を尽し生業を励み、天下修斎の大神業に参加する時といへども、頭脳を冷静に治めて周章てず騒がず、心魂洋々として大海の如く、天の空しうして百鳥の飛翔するに任せ、海の広大にして魚族の遊踊するに任するが如く、不動にして寛仁大度の精神を養ひ、神政成就の神業を輔佐し、たとへ善事と見るも神界の律法に照合して、悪しければ断じてこれを為さず、天意に従って一々最善の行動を採り、昆虫といへどもみだりに傷害せず、至仁至愛の真情を以て万有を守る。また乱世に乗じて野望を起こさず、至公至平の精神を持するの人格そなはりたる時は、すなはち神人にして、その心魂は即ち真心であり神心である。
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