文献名1霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻
文献名2第2篇 神国の春よみ(新仮名遣い)みくにのはる
文献名3第6章 神天〔1556〕よみ(新仮名遣い)しんてん
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年05月02日(旧03月17日)
口述場所
筆録者明子
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年10月16日
愛善世界社版77頁
八幡書店版第11輯 54頁
修補版
校定版83頁
普及版60頁
初版
ページ備考
OBC rm6106
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本文の文字数3296
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本文
第五二
一
天と地とを統べ給ふ 元津御神の御功を
ほめよ称へよ人の子よ 御神のまします高天原の
珍の宮居はきらきらと 月日の如く輝きて
千代に八千代に栄えけり。
二
真と信との光明を みけしとなして八重雲を
珍の車となしたまひ 鳴る雷を遣はして
みさきを馳けらせ玉ひつつ 天と地との諸々を
知召すこそ畏けれ。
三
神の掟のいすくはし 落つるくまなく雪としき
恵の雨は非時に 降りて谷間に溢れつつ
河を渡りて海に入る 命の風は永遠に吹き
栄光の花は咲き匂ふ。
四
塵の浮世に生れたる 汚れ切りたる人の身は
瑞の御霊の真清水に 清むる外に道ぞなき
幾世変らぬ御恵を 与へたまひし大御神
瑞の御霊の御功績を 謹み感謝し奉れ。
第五三
一
天津御神の永遠の 厳の恵みをことほぎし
称への歌のうるはしさ 大海原に鼓うつ
浪の音よりも弥高く 響く言霊勇ましき
晨の風や夕風の 音よりも清く聞こゆなり
二
この世を洗ふ瑞御霊 天津御神の御言もて
綾の高天に天降りまし 限り知られぬ慈愛
開かせたまふ尊さよ その功績は現世に
たとふるものも無かるべし 聖の君の筆にさへ
写さむ術もなかるべし
三
わが垂乳根の父母の 愛より厚く恵みまし
千尋の海の底よりも 深き恵を垂れたまふ
厚き尊き御心は 人の思ひの上に聳え
大空よりも弥広し。
四
金銀瑪瑙瑠璃硨磲 七宝よりも美はしき
誠の宝は御神より 下し給へる御宝ぞ
あゝ諸人よ諸人よ 神に受けたる魂を
八洲の河原に禊して 清き身魂となり変り
神の御前に勇ましく 仕ふる魂となれよかし。
第五四
一
奇しき貴き御恵の 珍の光は現身の
世人の悩む暗路をば 清く照させたまふなり
神は愛なり世を守る 人よ愛せよ愛の神を。
二
醜の叢雲塞がりて 珍の御顔を包めども
誠の神は笑み栄え 光り輝き給ふなり
神は愛なり光なり 人よ愛せよ愛の神を。
三
百の禍群起り 吾身を責むる時さへも
愛の御神は弥広き 望みを吾等に与へつつ
いと平かに安らかに 慰め給ふぞ尊けれ
神は愛なり光なり 人よ愛せよ愛の神を。
四
世は紫陽花の七変り 河の淵瀬と移るとも
恵の光は永久に 輝き渡り給ふなり
神は愛なり光なり 人よ愛せよ愛の神を。
第五五
一
吾身の末は如何にして 浮世を渡るか知らねども
恵の深き皇神は 厳の御霊や瑞御霊
此世に降したまひつつ 行手を照らし禍を
科戸の風に吹き払ひ 安きに導き給ふべし。
二
如何なる曲の襲ふとも 心たゆまず恐れずに
神の光に従ひて ひたすら真道を進むべし
世の人々は変りゆき 総ての物は移るとも
我皇神の御心は 弥永遠に動かまじ
賞めよ称へよ神の徳 慕ひまつれよ神の愛。
三
荒き海路を打ち開き 限りも知らぬ沙漠をも
厭ひたまはず雨降らせ 恵の露を平けく
与へ給ふぞ尊けれ 神は愛なり光なり
喜び敬へ神の徳 慕ひまつれよ神の愛。
第五六
一
皇神の深き恵は伊勢の海
如何でか知らむ底の心を。
二
罪汚れ吾過ちを憐れみて
赦すは神の力なりけり。
三
許々多久の犯せる罪を浄めむと
開かせ給ひぬ命の門を。
四
ためらはで御神のかたに任せかし
罪の重荷も助けたまはむ。
五
皇神の清めの道を聞く人は
人より幸の多き身魂ぞ。
六
言の葉に称へ尽せぬ皇神の
恵に酬ふ術もなきかな。
第五七
一
高き恵はスメールの 珍の御山の白雪に
朝日輝く如くなり 天教山や地教山
高天原の霊場の 姿も如何で及ばむや
神は愛なり光なり。
二
厳の恵はいと深し 窺ふよしも荒波の
千尋の海も如かざらめ 夕日輝く十和田湖の
水にも勝り深きかな 神は愛なり光なり。
三
瑞の恵はいと広し 空打ち仰ぐ青雲の
棚曳くかぎり白雲の 降居むかふす果までも
限りあらしの真砂地に 三五の月の澄み渡る
蒙古の野にも弥勝る 霊の海の広きかな
神は愛なり光なり。
第五八
一
此世に生とし生けるもの 挙りて迎へ奉れ
三千年の昔より 待ちに待ちたる更生主
厳の御霊は現れましぬ 瑞の御霊は現れましぬ
五六七の御世は近づきぬ。
二
堅く鎖せる鉄の 厳の扉を打ち開き
擒となりし罪人を 放ちて許す更生主
厳の御霊は現れましぬ 瑞の御霊は現れましぬ
五六七の御代は近づきぬ。
三
天と地との常世行く 常夜の闇を打ち開き
照させ給ふ御光と 厳の御霊は現れましぬ
瑞の御霊は現れましぬ 五六七の御世は近づきぬ。
四
悩み萎れし村肝の 心の花を馨らせて
恵の露を垂れ給ふ 厳の御霊は現れましぬ
瑞の御霊は現れましぬ 五六七の御代は近づきぬ。
五
高天原の主と坐す 誠の神の一人子と
現はれたまひし更生主 其御功績を信徒等
賞めよ称へよ真心に 賞めよ称へよ真心に
賞めよ称へよ神の御子を。
第五九
一
勇み喜べ人の子よ 命の神は現れましぬ
闇に鎖せし胸の戸を 神の御声に打開き
迎へ奉れよ瑞御霊 神は愛なり力なり。
二
神の恵の御光は 天地四方に充ち足らふ
天津神人初めとし 蒼生も諸共に
珍の光を謳へかし 神は愛なり権威なり。
三
醜曲神に呪はれし 暗き国にも皇神の
恵の光充ちぬれば 茨も生えず曲もなく
幸あれと祝ひ玉ふ 神は愛なり権威なり。
四
神が表に現れて 善と悪とを立て別ける
此世を造りし神直日 心も広き大直日
唯何事も人の世は 神の御胸に任しつつ
われも人も共に赤心を 捧げて仕へまつるべし
神は愛なり権威なり。
第六〇
一
暗世を照す朝日子の 光は清く昇りけり
罪に迷へる人々よ 来りて仰げ御光を
愛の御徳に充てる更生主 輝き玉へり現世に
悩める人よ逸早く 集ひ来りて御恵の
露の御玉を浴びよかし。
二
智慧と権威に充ちたまふ 命の主は現れませり
虐げられし人々よ 集まり来りてひたすらに
平安と栄光と歓喜を 下したまへと願ぎまつれ
五六七の神代も近づきて 霊の国より瑞御霊
天津国より厳御霊 世界十字に踏み鳴らし
豊葦原の中津国 其の真秀良場に照り玉ふ
あゝ惟神々々 神の御心有難き。
三
憂きを慰め浄めます 瑞の御霊は現れましぬ
悩み苦しむ人々は 来りて珍の御前に
心の丈を告げまつれ 生命を賜ふ神の御子
鳩の如くに下りましぬ 罪と汚れに死せし人
来りて生きよ神の前。
四
現世幽世諸共に 生かさせ給ふ瑞御霊
綾の聖地に下りましぬ 貴き卑きの隔てなく
老も若きもおしなべて 来りて祝へ神の徳。
五
天と地とを統べたまふ 大国常立大御神
光となりて現れましぬ 蒼生は云ふも更
山河草木一時に 動みて謳ふ神の御代
あゝ惟神々々 恩頼ぞ尊けれ。
第六一
一
神々達は栄えませ 大地は安く穏かに
蒼生の身魂には 幸あれかしと謳ひます
御使達の称へ言 御歌を聞きて諸人よ
共に喜び謳ひつつ 再び此世に現れましし
命の主を称へかし。
二
世を久方の神代より 定めたまひし時来り
救ひの御手を伸べたまひ 天津御座を立ち給ひ
八重棚雲を掻分けて 綾の高天に下りまし
いとも卑しき賤の女の 身魂に宿りたまひつつ
世人の中に交こりて 厳の御霊の御柱と
現れます教の教祖神 称へ奉れよ信徒よ。
三
厳の御霊は東雲の 御空を照して昇ります
朝日の如く輝きて 厳の光を世に放ち
暗き浮世を照しつつ 地より生れし人の子に
尽きぬ生命を与へむと 国常立の命もて
現はれましし神柱 称へ奉れよ信徒よ
元津国なる神国に 生れあひたる人々よ。
(大正一二・五・二 旧三・一七 加藤明子録)