文献名1霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻
文献名2第4篇 蛮地宣伝よみ(新仮名遣い)ばんちせんでん
文献名3第16章 慈愛の涙〔746〕よみ(新仮名遣い)じあいのなみだ
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-08-18 01:12:13
あらすじ一つ島の諏訪の湖の神宝は、皇大神が三千年の遠い昔から、ミロク神政のあかつきに厳の御魂と現して神の御国を固めようと秘めておいた珍宝であった。一つ島の奥深く諏訪の湖まで達した五人の宣伝使は、善一筋、人に譲る三五の特性を培い、禊を終えた後は大野ケ原を進んで行った。この湖辺の野原は金砂銀砂が敷き詰められて道をなしていた。すると向こうから十五人の悪漢が現れて、五人にいきなり殴りかかり、さんざんに打ち据えた。五人は十五人に感謝し涙に咽んで手を合わせた。五人の態度にさしもの悪漢も陳謝の涙を流しひれ伏して詫びた。ふと五人が後を振り返ると、十五人の悪漢の姿はどこにもなかった。初稚姫は、あれは木花咲耶姫命のお気付けだったと一行に告げた。玉能姫一同は、感謝の涙を流した。さらに進んで行くと、祠の前で熱心に祈願している老人に出会った。ふと声を掛けると、男は体中が膿み腐れる病気にかかっていた。そして女の唇で膿を吸ってもらえると治るので、宣伝使なら人助けに吸ってくれないか、と懇願した。玉能姫、初稚姫、お民は何のためらいもなく全身の膿を吸い始めた。すべての膿を吸いだし終わると、五人は男を囲んで天津祝詞を奏上した。男は喜び感謝し、元気に歩いてその場を立ち去った。五人は結構な神徳をいただいたことを感謝し、西へ西へと宣伝歌を歌いながら進んで行った。これより五人が西部一体を試練に会いながら宣伝してオーストラリヤ全島に三五教を宣布する物語は、後日詳述することとなる。因みに初稚姫の御魂は三十万年後に大本教祖出口直子と顕れ給う神誓である。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年07月05日(旧閏05月11日)
口述場所
筆録者谷村真友
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年5月10日
愛善世界社版273頁
八幡書店版第4輯 713頁
修補版
校定版282頁
普及版127頁
初版
ページ備考
OBC rm2416
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