文献名1霊界物語 第28巻 海洋万里 卯の巻
文献名2第3篇 光明の魁よみ(新仮名遣い)こうみょうのさきがけ
文献名3第16章 盲亀の浮木〔816〕よみ(新仮名遣い)もうきのふぼく
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日2021-12-02 18:38:37
あらすじ三五教軍のためにいったんは退けられたセールス姫、シャーカルタン、トロレンスらの一派は、三派同盟を作って泰安城に攻め寄せた。泰安城はひとたまりもなく落城し、カールス王をはじめ重臣らは捕らえられ、牢獄につながれて責め苦を受けることになった。セールス姫は泰安城の女王となり、魔軍を率いて今度は三五教の拠点を奪おうと、軍勢を率いて玉藻山の湖水近くまで攻め寄せた。マリヤス姫はユリコ姫に命じて、鏡で敵軍を照らさせた。敵軍はたちまち眼くらみ心がおののいて将棋倒しに倒れてしまった。敵将のセウルスチン、サアルボース、ホーロケースらは命からがら逃げてしまった。その場に倒れて苦しんでいる敵兵たちに向かって、マリヤス姫は宣伝歌を歌った。兵卒たちは「惟神霊幸倍坐世」を幾度となく唱えると、目を開いて立つことができた。兵卒たちはマリヤス姫の前にひざまづき、三五教軍に帰順して泰安城の言霊戦に従軍することになった。泰安城にて、八千代姫、照代姫の鏡に照らされた敵軍の両翼は、眼を奪われてたちまち降伏した。マリヤス姫は日楯と月鉾を率いて城の正面から攻めかけ、セールス姫に対して赤・白の宝玉を射照らせた。セールス姫はたちまち金毛九尾の悪狐の正体を表し、雲を起こしてどこかへ逃げてしまった。マリヤス姫は泰安城を守り、八千代姫らに聖地を守らせると、日楯と月鉾は牢獄につながれた人々の救出に向かった。カールス王をはじめ、ヤーチン姫、真道彦命、そして重臣たちは二人の手によって救い出され、泰安城に戻っていった。カールス王は真道彦命の息子たちに救い出されて感謝の念を表し前非を悔いた。泰安城に戻ると、セールス姫軍の兵卒らは、まだ鏡の威徳に打たれて盲目のまま倒れ苦しんでいた。カールス王がこの有様を尋ねると、日楯は琉球で授けられた神宝の威徳と言霊戦の様子を物語った。日楯は倒れている敵軍の兵卒に向かって、言霊歌を宣し与え、懺悔を呼びかけた。数万の兵卒たちはたちまち目を開き、一同の前に感謝の涙を流して帰順した。日楯は兵卒たちに三五教の道を説き聞かせておのおの家に帰らせた。そして自らは王をはじめ、重臣たちと泰安城に入って行った。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年08月09日(旧06月17日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年8月10日
愛善世界社版193頁
八幡書店版第5輯 423頁
修補版
校定版200頁
普及版89頁
初版
ページ備考
OBC rm2816
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