文献名1霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻
文献名2第3篇 火の国都よみ(新仮名遣い)ひのくにみやこ
文献名3第19章 狐の出産〔983〕よみ(新仮名遣い)きつねのしゅっさん
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2022-09-30 12:24:55
あらすじ一行はやや坂道が緩くなった場所にさしかかり、生き返ったような気分となった。おりしも、道の傍らにこんこんと清水が湧き出ているのを見つけ、三人は天の与えとかわるがわる手にすくって渇きを潤した。三人が清水とその飲み具合をお互いに批評しあって掛け合いをしていると、一人の男が前にやってきた。男は、自分は夫婦で火の国から熊襲の国へ参拝に行く途中、妻がにわかに産気づいて動けなくなってしまったと告げた。そして、三人に妻の出産を手伝ってほしいと頼み込んだ。徳公ははしゃぎ、久公は押し黙っている。黒姫は快く、この常助と名乗る男の妻の出産に立ち会い、取り上げ婆の役割をなすことを引き受けた。黒姫は案内された場所に着くと、早速天津祝詞を上げた。常助の妻は次々に子供を出産し、黒姫は四人もの赤子を取り上げ、無事に出産を終えた。黒姫が産後の注意を常助夫婦に与えると、常助は黒姫に感謝の辞を述べ、夫婦親子どもども大きな白狐の姿となると、どこかへ消えてしまった。徳公と久公は黒姫をからかうが、黒姫は最初から狐の変化だと見破っていたと答えた。そして、たとえ虎でも狼でも、頼まれたら赤子を取り上げてやるのが神様の道だと二人に諭した。一行は荒井峠を越えて先へと進んで行く。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年09月17日(旧07月26日)
口述場所
筆録者北村隆光
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年12月25日
愛善世界社版223頁
八幡書店版第6輯 550頁
修補版
校定版236頁
普及版86頁
初版
ページ備考
OBC rm3519
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