文献名1霊界物語 第23巻 如意宝珠 戌の巻
文献名2第2篇 恩愛の涙よみ(新仮名遣い)おんあいのなみだ
文献名3第8章 縺れ髪〔720〕よみ(新仮名遣い)もつれがみ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日2021-06-28 21:21:01
あらすじ一方、熊野に向かった木山彦夫婦は、熊野の滝にて息子の鹿に会わせてくれるようにと願をかけて行を行っていた。二十一日の水行を終えた夜中に、馬のひずめの音と共に中空を駆けて、七八人の神人が現れた。そして夫婦に向かい、熱誠に免じて息子に会わせてやるが、夫婦共に前非を悔いて天則違反の罪を自白せよ、と告げた。木山彦は、壮年のころにひとりの女と夫婦の約束をし子供をもうけたが、振り捨てて今の女房をもったことを懺悔した。そのため秋彦は継母が来たので六歳の頃に家を飛び出してしまったことを明かした。一方木山姫は、嫁ぐ前に親の許さぬ仲の男の子を産んだが、子を男に預けてそのまま身を隠したことを懺悔した。神人は、親子の対面を許すほどに信仰に励むように、と二人に言い渡して姿を消した。そこへ常楠夫婦、駒彦、秋彦、虻公、蜂公がやってきて、滝で禊を始めた。夜陰のことで、木山彦夫婦はただ、熱心な信仰者がやってきたものと思って夜を明かした。夜が明けると、木山彦は常楠夫婦と駒彦、秋彦の姿を見つけて声をかけた。そして、秋彦が自分の子供であることを明かして親子の対面を果たした。常楠は涙を流して祝意を表した。一同は無言のまま滝に手を合わせて熊野大神に感謝の祈願を祈っている。このとき麗しい雲が起こり、一柱の女神が現れた。女神は、駒彦は常楠とお久の子であり、秋彦は木山彦とお久の子であり、虻公は常楠と木山姫の子であり、蜂公は木山彦とお久の子であることを告げた。女神は、いずれも天則違反から生まれたため、神界の罪により今日まで親子の対面を果たすことができなかったが、信仰の力によって罪が許されたのだ、と明かした。そして自分は天教山の木花姫命であると明かすと、姿を消した。一同は神恩に感謝しながら、若彦の館を指して進んで行く。
主な人物
舞台熊野の滝
口述日1922(大正11)年06月11日(旧05月16日)
口述場所
筆録者加藤明子
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年4月19日
愛善世界社版131頁
八幡書店版第4輯 541頁
修補版
校定版134頁
普及版60頁
初版
ページ備考
OBC rm2308
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