文献名1出口王仁三郎全集 第7巻 歌集
文献名2巻上よみ(新仮名遣い)
文献名3巻上よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要37基の歌碑が掲載されている。
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データ最終更新日2024-07-30 09:59:25
ページ1
目次メモ
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本文
鶴山歌碑
所在地 京都府綾部町鶴山
建設 昭和六年九月八日
盛なりしみやゐのあとのつる山にやまほととぎす昼よるを啼く
よしやみは蒙古のあらのに朽るともやまと男の子の品は落さじ
教歌碑
所在地 京都府亀岡町天恩郷
建設 昭和八年十一月二十五日
鶴山に妻は錦の機を織り吾亀岡に万代を教ふ
追懐歌碑
いとけなき頃は雲間に天守閣白壁はえしを懐かしみけり
旧城跡落ちたる瓦の片あつめ城のかたちを造りて遊びぬ
玉の井の池に湧き立つ真清水はみつの三魂の命なりけり
寝ながらに月を仰ぎしあばら家のむかしの住居吾眼に新らし
神聖歌碑(一)
所在地 京都府南桑田郡曽我部村穴太瑞泉郷
建設 昭和九年八月二十三日
百八十国くまなく大道を照さむと若き日吾は故郷を離りぬ
ふるさとの山野は秋の錦きて吾を照せど父母は世になし
足乳根の母も吾身も応挙も生れし清処と思へばなつかし
神聖歌碑(二)
新詩
西は半国東は愛宕南妙見
北帝釈の青山屏風を
引廻し中の穴太で牛を飼ふ
父よ恋しと西山見れば山はさ霧に
包まれて墓標の松もくもがくれ
晴るるひまなき袖の雨
道歌
動きなき天津日継は天地のひらけしときゆさだまれる道
天の下四方の国々統べたまふ我大君のみ代はとこしへ
大本の神のおしへは人皆の習ひて進むまことのみちなる
大もとの教は内外に開かれて玉鉾のみち明けわたりける
かりごもの乱れたる世を治めむと吾はあさ夕皇道を宣る
天ケ下の世人ことごと導かむ神の立てたる明るき皇道に
くさむらの穴太を出でてわれはいま雲井に照れる月を見るかな
神生歌碑
所在地 北海道空知郡山部村皇道大本北海別院
建設 昭和七年五月二十三日
芦別の山はかなしも勇ましも神代ながらの装ひにして
要巌歌碑
所在地 皇道大本北海別院
建設 昭和八年九月十三日
北海道は日本の要この庭は要の巌に光りそへつつ
東北別院歌碑
所在地 山形県飽海郡南遊佐村藤崎
建設 昭和七年十一月二十二日
北海の旅路遙けしわれは今出羽の大野の雨聴きて居り
神声歌碑
所在地 鹿児島県大島郡喜界村坂嶺字宮原山
建設 昭和七年十二月十九日
世をおもふ心のふねに棹さして宮原山にはるばるわが来つ
赤山歌碑
所在地 松江市北堀町赤山皇道大本島根別院
建設 昭和七年十二月二十日
赤山の紅葉にはゆる夕津陽の影黒々と庭をゑがけり
憧憬歌碑
所在地 皇道大本島根別院
建設 昭和七年十二月二十日
出雲路の旅にし立てば時じくをわが眼引かるる雪の大山
風景歌碑
所在地 皇道大本島根別院
建設 昭和七年十二月二十日
夜見のはま出雲不二ケ峰中の海宍道のうみ照るうましかみの国
白雲歌碑
所在地 鳥取県西伯郡日吉津村皇道大本神刕別院
建設 昭和八年四月二十日
日野川の水源とほしも大山の尾根に湧き立つ雲につづけり
但州別院歌碑(一)
所在地 兵庫県出石郡神美村倉美
建設 昭和八年四月二十二日
三千歳の田鶴のすごもる出石山尾根のまつ風更生をうたふ
但州別院歌碑(二)
建設 昭和八年十一月十二日
丹頂の鶴のす籠る常磐樹を吾つる山にうつし度くおもふ
草山歌碑
所在地 台湾台北州七星郡士林庄草山皇道大本台湾別院
建設 昭和八年八月八日
蓬莢のしまの要よ草山は山川すがしく生きの極なし
太平洋あら浪わけて常夏のしまをさやけみ吾来つるかも
基隆別院歌碑
所在地 台湾基隆市幸町一丁目
建設 昭和八年九月二十日
足引の山川さやけし海原は太平の浪とはに世を歌ふ
蓬莢のしまの風光忘れかね吾は三度を渡り来にけり
八雲山歌碑
所在地 島根県大原郡海潮村須賀
建設 昭和八年十一月十日
千早ぶる神の聖跡をしたひつつ八雲の山に吾きつるかも
八雲立出雲の歌の生れたる須賀の皇居の八重垣の跡
大山はみそらに霞み海は光る出雲の国は錦の秋なり
九州別院歌碑
所在地 熊本県鹿本郡吉松村豊田
建設 昭和八年九月八日
言霊の誠を筑紫のしまが根に生かし照さむ惟神吾は
大道歌碑
所在地 小倉市赤坂字大山皇道大本筑紫別院
建設 昭和八年十一月八日
千早ぶる神の大道を余所にして我日本の治まるべきやは
国光歌碑
所在地 皇道大本筑紫別院
建設 昭和八年十一月八日
浪の奥雲の彼方に浮びたる生しまくまなく朝日は照らふ
国の為命惜まぬ益良雄の生家の山より出でにし常磐
八木歌碑
所在地 京都府船井郡八木町
建設 昭和九年四月十八日
神国のほまれをながす川ぞひの松のこずゑに澄める月影
瑞みたま綾の高天に導びきしゆかりの人の住める里はも
天王山歌碑
所在地 東京市渋谷区幡ヶ谷中町皇道大本天王山支部
建設 昭和九年五月五日
露のたましものつるぎをいくたびかうけてちしほにそむるもみぢ葉
とりがなくあづまのくににみよをおもふやどのまくらにあめの音さびし
関東別院歌碑
所在地 横浜市根岸町瀧ノ上
建設 昭和九年五月二十三日
百日日を待ちくらしたる別院のにはのさくらはさきそめにけり
ときのこまに吾またがりつこの春をあづまのくにの花を見るかな
言霊歌碑
所在地 石川県能美郡御幸村皇道大本北陸別院
建設 昭和九年九月三日
かむながらことあげなさず言霊の天照りたすけ生くる神くに
山川をもろもろこしのくに原に生ける日本ののりを説くなり
霊泉歌碑
所在地 栃木県那須郡馬頭町和見皇道大本東山分院
建設 昭和九年二月二十五日
もろもろのやまひを治むる霊泉の勲は人の命なりけり
皇道歌碑
所在地 石川県鳳至郡諸橋村古君皇道大本能登別院
建設 昭和九年九月六日
大君のみ代安かれと皇道を宣りつつ吾は古君に来し
三六歌碑
所在地 佐世保市白南風町皇道大本佐世保別院
建設 昭和九年九月二十六日
神国のとはの命を抱へたる佐世保の港はかがよへるかも
万代の月日を浮ぶる軍港の深きは日本の要なるかな
五六七歌碑
所在地 佐賀県西松浦郡有田町中開皇道大本三六分院
建設 昭和九年九月二十七日
久かたの空にそびゆる富士ケ峰を移して三六の世を楽しまむ
月も日も水面にさゆる三六池の清きは神のこころなるかも
瑞霊のあとをとどむる永祥山は三葉つつじにいろどられたり
向山歌碑
所在地 岡山県赤磐郡万富村皇道大本中国別院
建設 昭和九年十月三十一日
皇神の誠ひとつの御教を永久に生かさむ吉備のくにはら
山紫水明比ぶものなき神くにに千代の命の道ひらくなり
月も日も五六七のたちに向山の尾根ゆ照らさむ神の光を
更生の霊気ただよふ日の本のはるを抱きて照れるたかどの
まめ人の誠ひとつの活動きに向山聖地はかがやき初めたり
むかふ山の春を遊びて天津国の清きすがたをしのびぬるかな
本宮山尾の上のまつに懸る月の影もおぼろにさくら咲くなり
よしゐ川登る小舟のまほかたほ水そこしろく影はゆる見ゆ
つつじ咲く向山はやしを戦がせて吹く春風に鶯の啼く
白布をさらせし如く見ゆるかな吉井の川の清き流れは
青垣山よもにめぐらす向山のもすそを洗ふ吉井の流れよ
くまやまの尾の上に澄める月かげをあほげばすがしむかふ山の館
天津日はたかくまやまの頂上をあかねに染めて今のぼるなり
熊山の尾の上に朝日かがやきてふもとに遊ぶ吉井の川霧
青山の渓間を縫ひて落ち合へるながれ吉井の水は長しも
新居浜歌碑
所在地 愛媛県新居郡新居浜町惣開皇道大本新居浜分院
建設 昭和九年九月十八日
和田の原うちよす波もしら石やはてなく御代をおもふ旅なり
南海分院歌碑
所在地 和歌山県西牟婁郡三栖村中三栖
建設 昭和九年十一月十九日
三熊野の宮にまふでておもふかなわが神くにの生ける歴史を
神蹟をあこがれここに紀のくにのうづの風光に吾たま生かせり
紀伊別院歌碑
所在地 和歌山県日高郡比井崎村比井
建設 昭和九年十一月二十日
冬の日の花とにほへる紀の路なるからたちみつつ楽しき旅なり
更生のひびきなるかもうぶ湯の浜にうちよす波のつづみたかしも
由良分院歌碑
所在地 鳥取県東伯郡由良町由良宿
建設 昭和十年二月二十日
雲霧に影はまかすも天津日の大みひかりに変りやはある
八雲立つ出雲の旅の帰り路を開祖と宿りし由良は懐かし
地恩郷歌碑
所在地 島根県簸川郡東村鹿園寺
建設 昭和十年二月二十二日
吾郷に立帰りたるここ地して地恩のあきのながめにしたるも
千早ぶる神代の歴史をしのびつつ秋の出雲の旅にあそべり
神聖歌碑
所在地 大分県速見郡中山香村野原
建設 未完成
千早ぶる神代ながらのまつりごと聖くはじむる春となりけり
国東は嶋根によする荒浪も凪ぎ渡るらむ神聖の風に