文献名1霊界物語 第28巻 海洋万里 卯の巻
文献名2第2篇 暗黒の叫よみ(新仮名遣い)あんこくのさけび
文献名3第7章 無痛の腹〔807〕よみ(新仮名遣い)むつうのはら
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-11-20 18:42:09
あらすじ泰安城はセールス姫一派の暴政により、国民の怨嗟の声は日増しに高まっていった。ついに、バラモン教のシャーカルタンとトロレンスが一派を率いて蜂起し、それぞれ呼応して泰安城に攻め寄せた。この変事はたちまち台湾全島に伝わった。ここに真道彦らは重臣を集め、このたびの争乱にどう対処するかを協議することとなった。重臣たちはそろって、この機に乗じて泰安城に攻め寄せ、セールス姫一派も革命軍も退けて、三五教が泰安城の主権を取り戻そうと主張した。中でも、セールス姫の間者ハールは、カールス王を退けて真道彦が台湾全島の主権を握るべきだ、と主張した。これに対して、あくまでカールス王を元の主君として泰安城を建て直すべきだという一派と、主権者は誰でもよくて台湾島が再び平和に治まればよいのだ、という一派が、互いに議論を争った。真道彦は憤然として登壇し、自分は祖先来、教権を担当する家柄の者であり、カールス王に取って代わろうなどという野心は持っていない、重臣たちがそのような誤解をすることは心外であると訴えて、日楯・月鉾とともに退場した。セールス姫の間者カントンはこれを受けて登壇し、真道彦は逆のことを言って謎をかけたのであり、真意はやはり台湾島の王となることなのだ、と真道彦の言を曲解する演説をなした。そして、ここにいる重臣たちは、真の英雄である真道彦が王に就くことに依存はないはずだ、と訴えかけた。あくまでカールス王を元の主権者に立ち戻そうとする頑固派のエールは、カントンと論争になった。最後にエールは烈火のごとく怒り、カントンを殴り倒して逃げてしまった。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年08月08日(旧06月16日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年8月10日
愛善世界社版83頁
八幡書店版第5輯 382頁
修補版
校定版85頁
普及版38頁
初版
ページ備考
OBC rm2807
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