文献名1霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻
文献名2第2篇 禊身の段よみ(新仮名遣い)みそぎのだん
文献名3第29章 言霊解三〔459〕よみ(新仮名遣い)げんれいかい三
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2024-06-01 15:16:45
あらすじ神直日神は、宇宙主宰の神の直霊魂である。大直日神は、天帝の霊魂の分け御魂である人間の霊魂を完全にしようとする直霊である。これが伊吹戸主神である。八十禍津日神、大禍津日神は瀬織津姫神である。伊都能売神は、速秋津彦神、速秋津姫神という。神素盞鳴神を速佐須良姫神と言う。以上の四柱の神々を総称して、祓戸の大神、というのである。大禍津日神は大神の神勅を奉じて邪神を討伐する大首領の神である。八十禍津日神はその指揮下で働く将卒である。さらに、直霊について大要を示す。直日の霊は、四魂のいずれにも含有される。四魂の中で美しく細しき霊の名称であり、善々美々なるものと言う。直霊は過失を未然に消滅する力がある。直霊は平時には現れない。事があったときに発動する。神直日とは、天帝の本霊である四魂に備わる直霊魂である。大直日とは、天帝から賦与された吾が魂の中に備わる直霊魂のことである。曲霊曲霊を、八十曲津神、大曲津神という。八十曲津神は霊魂の外に存在しており、災禍をなす曲霊である。大曲津神は自分の霊魂中にひそむ曲霊である。曲霊が荒魂を乱すと争いが起こる。和魂を乱すと悪になる。幸魂を乱すと逆となる。奇魂を乱すと狂になる。曲霊は、体を重んじ霊を軽んじて生り出た悪霊である。いわゆる悪魔、邪神、妖魅、探女である。神明の戒律省みる、恥じる、悔いる、畏れる、覚るの五情は、霊魂の中に備わっている。すなわちこれが、神明の戒律である。みだりに外に戒律を作るべきではない。むしろ、外的な戒律は社会の発達、人智の開明に大いなる害をなすものである。省みる=直霊、恥じる=荒魂、悔いる=和魂、畏れる=幸魂、覚る=奇魂のはたらきである。直霊五情曲霊の解荒魂は勇である。勇のはたらきは進、果、奮、勉、克である。和魂は親である。親のはたらきは平、修、斎、治、交である。幸魂は愛である。愛のはたらきは益、造、生、化、育である。奇魂は智である。智のはたらきは巧、感、察、覚、悟である。義義は四魂のおのおのにそなわっている。奇魂である智は、「裁」である。これが裁智である。和魂である親は、「制」である。これが制親である。荒魂である勇は、「断」である。これが断勇である。幸魂である愛は、「割」である。これが割愛である。過ちを悔改めるのは、四魂それぞれに備わった義のはたらきによる。欲欲は四魂より出るものである。欲はそれぞれの義を対応している。ゆえに、義のはたらきである裁・制・断・割に対して、名・位・寿・富となる。名は美を欲し、位は高を欲し、寿は長を欲し、富は大を欲す。経の魂である荒・和二魂の主宰する神魂を厳の御魂という。緯の魂である奇・幸二魂の主宰する神魂を瑞の御魂という。厳瑞合一した至霊を伊都能売御魂という。
主な人物
舞台
口述日1920(大正9)年01月15日(旧11月25日)
口述場所
筆録者谷村真友[#講演筆録]
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年8月20日
愛善世界社版218頁
八幡書店版第2輯 470頁
修補版
校定版225頁
普及版99頁
初版
ページ備考
OBC rm1029
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