文献名1王仁文庫
文献名2第9篇 道の大本よみ(新仮名遣い)
文献名3第11章よみ(新仮名遣い)
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データ最終更新日2018-11-05 02:11:10
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一、人々の身体は霊魂の苗代である。神はこの苗代に四魂の種を蒔き、直霊といへる光温みを下し、省るといへる農夫をして、枉津霊といふ悪しき草を取り除かしめたまふ。
二、四魂の種を美はしき全きものとなして、天国の実を結ばしめんと思ふ時は、直霊の光もなければならぬ。また温みもなければ生育せず、省るといふ農夫ありて、信仰の手をもつて悪しき草を除かねばならぬ。
三、霊魂のみのりをして、天国の倉庫に蔵むるものは、農夫の手足によらねばならぬ。農夫の足はすなはち義なり。義はただしと訓ず、過ちを悔い改むるはこれ義なり。神の御書に改言とあるは、言葉を改むる事である。言葉を改むるは、これ過ちを改むるのである。過ちを改むるはすなはち義である。
四、この四魂の種にして、生ひ立つことなく、また結実なきときは、これ誰の罪であらうか、光や温みはありとも、草を取る農夫の手足働かざりし故ならん。
五、霊魂の善く発達して、強く敏く光を放ち、天津国に昇り得る力を養ふ所は、心の苗代である。一旦苗代に下されたる種は、よく培ひ養ひて、最とも美しく全き実を結ばしむることに、心を注がねばならぬ。