文献名1王仁文庫
文献名2第9篇 道の大本よみ(新仮名遣い)
文献名3第17章よみ(新仮名遣い)
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データ最終更新日2018-11-05 02:12:44
ページ58
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本文
一、今や我国の様々の教会は、大概飢ゑたる虎や狼の住処となり果てて居るのである。神社仏閣は盗人や、騙りや、餓鬼、獣類の住み所となつて居る。神仏を種にして、騙りをなし、また押取りを営みつつあるのである。誠の道衰へて神を汚し、最とも尊く清かるべき神社は、盗人や、鬼、大蛇どもの館となつて仕舞うて居るのである。
二、天津神、国津神、八百万の神達は、痛くお怒り遊ばしてゐらせられるといへども、枉津神の容器となり果てたる神主、祝、取次、坊主共はこれを悔い改むることを知らず、欲と悪魔に搦まれて、日に増しに清き神仏を汚しつつあるのである。
三、神はかかる汚れし行ひを痛く悪くませたまひて、清めの道を開きて罪穢を洗ひ、高天原に救ひ上げんためとて、天より二つの身魂を降したまうたのである。
四、真の神の教を聞きて真の道を悟り、誠の畠を開き、誠の種を蒔かんとするに当りては、猪来りてその畠を荒し、烏来りてその種を啄み、悪魔来りて草の種を頻蒔きするものである。ゆゑに畠を開き、教の種を蒔かば、心を許さずしてその畠を衛れよ。その種萌え出でなば、深く心を用ひて、その苗の立ち昇るまで培ひ養へ。神の畠に植ゑ付けよ。草を取り、獣の禍を避けよ。生命の水を注げよ。
五、生命の水は信仰の力である。苅込みの時には、必ずその応報は現はれて、神の国の宝庫に満されん。