文献名1民謡 波の上
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3帰途……魚づくしよみ(新仮名遣い)
著者月の家和歌麿(出口王仁三郎)
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データ最終更新日2018-04-08 02:39:38
ページ22
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本文
○主は秋山の椎の実ですよやけば焼くほど味が出る
○私や有明胸こがせども主は不知火底知れぬ
○筑前しぼりに思ひをそめて着せてやりたい人がある
○主は筑紫の大阿蘇嶽よいつも私を烟にまく
○雲に隠れた雲仙嶽の清い姿が目にとまる
○私や心を有明潟よ主は不知火とぼけ顔
○妹によく似た艶人みれば心ときめく九刕の旅
○汽車の窓から顔つき出して妹にひかるる後髪
○汽車の窓辺に見送る人の中によく似た姫がある
○いつも蠑螺の拳を固めやいて角立つ貝しよなし
○鱶い思ひは龍宮の島の海の鮑よ片思ひ
○一度龍宮の乙姫さんに鯖けた男子と鰯鯛
○鯛て食はふとお前のままよ生命あづけたエエ男子
○鮪れきらして心の思ひ鮭の力に鰯てる
○鯉に松魚の君にはあれど私やダシ雑魚困る鱒
○意気な男子と鰯鯛ばかり猫をじらして鮭を呑む
○私や対馬の一番鯣鮎に行き鱒章魚くまで
○鮭は呑んでも阿呆大口魚いふても鯛は崩さぬ男鰤
○さすが龍宮よ○貝小貝色はマグロでも鯵はよい
○小鮒浮世に長らへ鱒も君にはまぐり鯉のため
○鯉はイナもの海老腰さへも蛸になり鱒鮒々と
○君は高峰の花松魚節よとてもやつ鰈鱧合はぬ
○意気な姿で品よく踊る主は安来の鰌すくひ
○気の多いあなたとシイラの私やほんに安房鱈ツバス呑む
○貝りがおそい是コチの人どこで泥溝貝買うてゐた
○鮭が過ぎ鱈藝者買ひに通ふ主は棒鱈じれつ鯛
○烏賊に心は鯖けてゐても海老腰は好くまいコチの人
○鷲は対馬へ鷹鳶したと遠の旅路の鳥違ひ
○主と根占のこの下紐は縁を結びの鯉の綱
○余り鯉しさ鮪れを切らし君がススキとキスするめ
○やま戸畑ケに育てた梅は花も桜井実を結ぶ
○九州の嶋根の戸畑の宿に聞くも珍らし雨の音
○今日で二十日の長旅すれど聞いたことない雨の音