王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1故山の夢
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3負笈よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2024-10-30 20:57:00
ページ453 目次メモ
OBC B119300c103
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数552
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文       二十八歳の春
時をりは心の駒の狂ひたちて神うらめしくなりし吾かな
山に野に桜は春とにほへるにわれつれなくも花にわかるる
神様は春の夜を吹く山風かものいふ花を散らしたまへり
この若き日をいたづらに天地の神にささぐとおもへば惜し
果敢なきは吾が身なるかな花の春をよそに眺めて禊に暮るる
村人のそしり嘲り雨のごと浴びつつ春は空しく暮れゆく
     ○
稗田野の大石翁を訪れてわが身のさまをつぶさに語りぬ
大石翁耳かたむけて聞き終り双手を拍ちて出かしたといふ
四面楚歌に包まれし吾の言の葉を只一言にうべなひし翁
静岡の師匠の許に詣で来よと旅費ととのへて渡したる翁
おもはざる大石翁の後援にわれいさみ立ち旅の用意す
時はこれ明治は三十一年の四月十五のあさのたびだち
穴太より三屋喜右衛門ともなひて花の大枝の山を越えゆく
夜の道を辿りたどりて朝六時京都駅にわれ着きにけり
山国に育ちたる身は二十八の春はじめての汽車に乗りたり
脚おそき普通列車もはじめての旅にしあれば速きにおどろく
静岡の駅より汽車を乗換へて江尻の駅にあした下車せり
ぶらぶらとかばんかたげて下清水長沢翁の館を訪ひにけり
富士ケ嶺は雲表高く聳ゑ立ちて吾が修行をむかふる思ひす
話のみ聞きたる富士の高嶺見てその崇高さに呆れたたずむ
松岡天狗使神送りし山神の畏こさ胸にひしひしせまり来
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー/0/
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki