文献名1浪の音
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3冠島山よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-31 06:24:00
ページ98
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OBC B120900c19
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本文
紺青の波をたたへし日本海の夜半の舟出は落つきにけり
冠島山わが目路近くなりにつつ東の空はあからみにけり
波凪ぎし大海原をくれなゐに染めて太陽昇りそめたり
のたりのたり波にゆらげるわが舟のあしたの海の穏かなるかな
鯖鳥の声かしましく朝あけの空を封じて四方に飛びゆく
仰ぎみれば数千万羽の鯖鳥のかげはみ空を黒くつつめり
こんもりとふくれあがりし濃緑のこの島山の清しき朝なり
荒磯に舟を横へしづしづと開祖は冠島に上陸したまふ
磯端の荒石がしら飛び越えてわれも開祖のあとに続けり