文献名1浪の音
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3諸行無常よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-31 06:24:00
ページ155
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本文
陰暦の六月十日の朝たちて一行六人綾部にかへる
本宮の里に帰りし夕暮の空鳴き渡る烏かしまし
逃げ去りし信徒つぎつぎ集ひ来て開祖の無事を祝しあひたり
正暦寺の梵鐘夕べを告げ渡り諸行無常と響く世のさま
信徒の心はすなはち諸行無常夕べの鐘の響きに似たりき
甘き物に蟻集ふごと寄りて来る信徒の浅き心を寂しむ
四ツ尾山尾根の若松に色添へて盛夏の月は夜半を照らせり
破れたる生垣の間より隣り家の牡丹の花の香の忍び来ぬ
出口家の屋敷は隣人の手に入りて開祖手植の柿は茂れり