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文献名1出口王仁三郎全集 第5巻 言霊解・其他
文献名2【随筆・其他】よみ(新仮名遣い)
文献名3王仁偶言よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2021-04-20 13:38:31
ページ531 目次メモ
OBC B121805c237
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本文  釈迦は道を求むるが為に王家を捨て、妻子を捨て、世間を捨てて山に入ったが、しかし道を伝うる為にまた世間に帰った。釈迦の出山は即ち釈迦の還俗である。還俗の必用が無ければ山から出て来るに及ばぬ。
 釈迦が還俗せずに山に何時までもおったならば、今日の仏教も、八万四千の法門も世に伝わらぬのだ。王仁も金竜殿裏深く潜んで神理ばかり研究していても、実際の天下修斎の大業は出来るものでない。
 古諺に曰う「頭が回わらねば尾が回らぬ」と。王仁は艮の金神様に神習い、多数者の誤れる意見に捉えられず、ますます所信を断行する決心である。未だ先生然として構え込み、垂簾的の政を為す時機では無い。否、何程発展しても、生涯断じて殿様然と済まし込む事は生まれ付きから大の嫌いである。
 今後の世界の混乱は、現今の欧洲戦乱の比では無い。幾千倍の大混乱で、皇祖の御遺訓、天之岩戸隠れの惨状が出現せずにはおらぬ。日本も西欧の戦乱を対岸の火災視している時でない。国民一致、腹帯を確り締めておらねばならぬ。日本国は世界を統一し、世界万民を安心せしむべき天職を具有しておるのだ。それに今日のような不心得な近眼的な人間ばかりでは、とうてい日本国民の天職を遂行して、皇祖皇宗の御遺訓に奉答する事は不可能である。宇宙の修斎・幽界一般の大革正に、現界の統一・修斎等の天職を自覚して、着々その準備行動に出でたる国民は、今どこに潜在しているであろうか。国民は今さえ好けら後は野となれ山となれというような捨て鉢根性で、人を倒しても自分の用意ばかりしていて善いものであろうか。日本は向後このままに戦争も無く、永遠に平和の夢を貪る事が出来るであろうか。一つ考えて貰わねばならぬ。たとえ欧洲戦乱が平和に治まるとした所で、我が東洋は安全であろうか。必ずある時機において某々大国は、海に陸に我が神州に襲来する事は、火を睹るよりも明らかな事実が判っておるであろうか。思えば思うほど我が国上下の人心の暗黒なる、実に心細き次第である。
 この古今未曾有の世界の大難を眼前に控えていて、しかも天下修斎の大任を神界より命じられていながら、安閑として、徳川時代の大名然と済まし込んでおられようか。国家の前途を思う時は、一時もグズグズしてはおれぬ気になり、王仁は何と云われても、大本内外の人々の進言、忠告に従う事は出来ぬ。
 王仁に従いて来る誠の人が無ければ無いで、ただ一人でもよい、ドシドシと所信を断行して、天下同憂の士を自ら探して、君国のために尽くすの考えである。御神諭が当たるか当たらぬか、信か疑かと二の足踏んで、我が身本位の日和見を行っておる人も沢山あるが、そんな誠意の無い人物は、とうてい今度の二度目の天の岩戸開きの御用は出来ぬ人であるから、王仁はひたすら神様ばかりを頼みに、猛進を続けて来たが、今後もあくまでその方針を替えない覚悟である。
(大正六・一二・一号 神霊界誌)
    ○
 天火水地は神なり。天火水地結は神の妙機なり。
 祭政一致、神人一致、顕幽一致、霊肉一致、上下一致の大本は和合より生ず。和合は真の信仰を生み、信仰は大和合を生ず。和合は進歩なり、発展なり。しかし現代人の宗教信仰は退歩なり地獄なり分裂なり、しかしてついに虚偽に陥る。
(大正五・五・一一 敷島新報 第三〇号)
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