文献名1百千鳥
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3伊猛る役員よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-31 18:51:00
ページ321
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本文
二月八日日露戦役始まりて何かは知らねど伊猛る役員
皇典を研究しあれば蛆虫ら何も知らずにあざ笑ひをり
御示しの日露戦争始まりしに勉強どころかと蛆虫は
罵る
蛆虫の如き人間なる故に僭越ながらかくは言ふなり
さあ今ぢや日露戦争が始まりた海潮如何と鼻高うする
日露戦争は吾れも長らく予言せり来るべき日を知らぬ蛆虫
今更のごとく驚き蛆虫は鼻高高と吾れを罵る
朝夕に十二の役員立て篭りわが為す業をいちいちさまたぐ
丸のみ連
世間的知識を持たぬ人人は深遠微妙の真理をうたがふ
天と地の知識に相違あるものは聖者の言葉を咀嚼為し得ず
唐辛子丸のみにしたる信徒が吾が言の葉に目をまはしをり
御開祖の筆先までも誤解せる蛆虫連に吾が意志通ぜず
無学者や反狂連に包まれて吾が手をそむる隙さへもなし
難物連
世のために神書を著す吾れを見て世界を乱すとおそるる蛆虫
戦争がそれ始まつた御筆先を見よと蛆虫ふれまはるなり
何もかも世界の事が見えすくと鼻高高とさへづる蛆虫
理をときてさとせど迷へる蛆虫は女子の言葉はきけぬと排せり
その頃の大本役員連中は済度し難き難物なりけり
無学連
新間のわづかに読める人物は四方藤太郎竹原村上
平仮名を力にやうやく新聞紙小説記事の読める学者よ
無学なる人物ばかりにかこまれて聾唖の群に入る心地せり
時節待ち
窮乏のどん底にある大本を世界のもとと蛆虫威張れり
木の皮や草を食ふも国のため立替せずば止まぬと雄猛ぶ
土を食てもしばし辛抱してをれば天から時節が来るとほざけり
瑞月は人間なれば草木や土は食へずと彼等にさとせり
土を食ふ虫は蚯蚓よ草を食ふ奴は牛馬と示せど聞かずも
収入は一銭もなく大本は蛆虫連にさまたげられをり
著述精励
世の人は気狂ひ屋敷と大本をあざ笑ひつつさげすみにけり
気狂ひの中に居らずに一日も早く去れよと告ぐる人あり
気狂ひや蛆虫等を坐視し得ず開祖にしたがひ吾れは忍べり
蛆虫の中にしのびて国のため吾れ神典の研究をなせり
或は読み或は書きつつ国のため貧しき中を著述にいそしむ
この際にあらはしおきし教典は昭和の御代に用ゐられける
大本の雑誌新聞の主要記事は皆この頃に書き置きにけり
窮乏と圧迫の中に住みながら前途に望みを抱へて書を書く
焚書妨害
書を読めば蛆虫来りて書をうばひ著述をすれば焼き払ひける
吾が書きし五百六十七冊の著書は残らず蛆虫焼きたり
吾が著書を焼かれたるにも弛みなく再び筆をふるひて書を書く
一人の目あきも居らぬ大本に吾れ筆とれど読む者は無し
御開祖の筆先読まず人の著を読むは外国魂とほざけり
蛆虫は筆先ばかりを丸呑みに世界の智者とうぬぼれをるなり
何事を為すも成就しよまいがな等と後から吾が業を破る
海潮は変性女子だ悪神のみたまよ相手にすなとふれ歩く
慾ぼけの不徹底なる信者らは彼等の言葉をかたく信ぜり