文献名1百千鳥
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3飛電来よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-31 18:51:00
ページ551
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本文
をりもあれ大槻米子急病と飛電来れり綾部大本より
ともかくも帰りて病床見舞はむと急ぎ旅装をととのへにけり
二条駅ゆ急ぎ列車に飛び乗りてやうやく園部の駅に下車せり
この頃は京都鉄道やうやくに園部へ開通せしばかりなり
園部よりテクテク山路を辿りつつ観音峠の急坂をよぢぬ
観音峠山の桜木あかあかと今満開の春なりにけり
春風に散りしく桜の花びらを清しく踏みつつテクをつづくる
百鳥の囀る声は山路ゆく吾が旅立ちをなぐさめくれたり
村肝の心急げど人力車なき丹波の旅は苦しかりけり
八木清吉
檜山樽屋旅館に休みをれば八木清吉氏訪ね来れり
清吉氏は内藤半吾氏の雇人にて若き日の吾が友なりにけり
檜山に菓子屋営業を開始して妻子諸共住み居たるなり
いろいろと信仰談にふけりつつ半時ばかり思はず経ちぬ
綾部まで君を送ると清吉氏は急ぎ旅装をととのへ来りぬ
昔語り
三ノ宮酒質志神社の大前に額づき米子の全快を祈れり
この店に安子と言へる女居り八木氏も吾も知れる人なり
園部町半吾氏の隣り岡本の新聞店に雇はれゐし女よ
久々に三人煙草を吸ひながら園部の昔を語りて笑ふ
この女吾もしばらく送らむと枯木坂までしたがひ来りぬ
いざさらばお別れ申すと言ひながら安子は坂道くだりゆくなり
坂の上に二人は立ちて帰りゆく女の後姿見送りにけり
やうやくに二人は榎木坂を下り進めば枯木峠なりけり
須知山峠
エチエチと枯木峠を辿りつつ大原神社のみ前に着きぬ
両人は大原神社に参拝し国土安穏の祈願をこらしぬ
大前の階段くだり思出の深き茶店に暫し休らふ
思出のふかき大原新屋はかつて危難を遁がれし家なり
ありし日の事ども二人は語りつつ台頭過ぎて須知山に着く
須知山の峠に立ちて眺むれば遥に見ゆる弥仙の神山
須知山の峠をテクテク下りつつ小雲川べりに漸く着きたり
小雲川水ゆるやかに流れつつ夕月の光を浮ばせてをり