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文献名1大本七十年史 上巻
文献名2第3編 >第2章 >1 検挙よみ(新仮名遣い)
文献名3検挙の目的よみ(新仮名遣い)
著者大本七十年史編纂会・編集
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2022-04-20 20:47:48
ページ576 目次メモ
OBC B195401c3214
本文のヒット件数全 1 件/鎮魂帰神=1
本文の文字数900
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本文  この第一次大本事件において、当局は、戒厳令さながらに武装警官二〇〇人もの人々によって、ものものしい捜査をおこなったが、治安当局はなんのために、これほどの陣容で三幹部の検挙をなすにいたったであろうか。警保局局長川村竹治は、当局の検挙目的についてつぎのように語っている。

……信者は二百万の何十万のといふが、全国で五千人位のもので、当局として大本教は全然宗教とは認めない。一種の社会運動と見なしているが、それも主として出口、浅野の両名の問題で、他の多くは惑はされていたのであるから、その中心が壊れたならば他も自然壊滅しやう。何にせよこれでまづ大本教も一と片付と云ふ処だ。大本教を今後如何に取扱ふかは言明の限りではないが、将来同教が立派な宗教となれば兎も角、然らざれば同教の取締はいよいよ厳を加へねばならぬ。公明正大なる裁判の結果、彼等の一味が今日迄いかにも大胆に為し来つて居た反国家的の行動は、荒唐無稽世人を惑はして居た流言、次いでは鎮魂帰神の怪祈祷及びその陰謀内容の一切が発表される事と思はれるが、それでも尚覚めず、大本教を信ずるや否やは、信ずる者の自由であるが、私として此際切に冷静なる判断を希望せずには居られない。従来同教に対しては、一般宗教と同様、信仰を認めた見地から何等干渉がましきことはせずに居たのであるが、それに附け上つてか、出版物及び演説等に於て国家の秩序を乱し、社会人心に悪影響を与へる非国家的の事実を突き留めたので、遂に今日の検挙を見た訳である。……(「中外商業」傍点編集部)

 この談話にも明らかなように、当局の大本弾圧の意図が、教団の壊滅を期すことにあったことは明白である。当局は、大本をとりつぶすという意図のもとに行動し、そのためには不敬罪を適用することが、もっとも効果的であると判断したのであった。そして、不敬罪の適用は当局の意図にそって、大本にたいする攻撃としては、きわめて有効なはたらきをした。けれども治安当局の意図にもかかわらず、大本は、そのような深刻な事態においこまれながらもそのいぶきをたやさなかった。いなむしろそのことによって、つぎへの発展の基盤がかためられてゆく。
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