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文献名1大本七十年史 上巻
文献名2第4編 >第4章 >1 各宗教との提携よみ(新仮名遣い)
文献名3万国信教愛善会よみ(新仮名遣い)
著者大本七十年史編纂会・編集
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
ページ770 目次メモ
OBC B195401c4413
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本文  中国各宗教との連絡のもとに、世界宗教連合会がつくられてゆく一方、日本国内でも同様な組織づくりの計画がすすめられていった。北京において世界宗教連合会の発会式があげられた、ちょうどその二日前の五月一八日には、神戸道院の中尾晃久が日本各宗教愛善会に関する要件をおびて、亀岡に王仁三郎をおとずれ、日本各宗教愛善会の組織計画について報告した。その報告をきいた王仁三郎は、日本の各宗教というだけでは範囲がせまいとして、その会名は「万国信教愛善会」と命名された。
 これよりさき、神戸道院の成立一周年記念日にあたる同年の二月二三日には、各宗派の人士が一堂に会して、諸教融合の第一声をあげていたのである。その後、こうした運動にたいする内外賛成の士も増加してきた。そこで五月二五日には、その主催のもとに発起人の第一回協議会がひらかれた。あつまるもの発起人を中心に三〇人、まず道院の中尾晃久は、今日までの経過を報告した。ついで、会名・綱領・組織などにわたる一五件について審議し、宣言書を可決した。宣言書の内容は左のとおりである。

本会は各宗教家並に一般思想家相互の融和親睦を図り、以て人類世界真個の共存共栄に向って最善の努力を尽すを以て目的とす。
凡そ各宗の対立する所以は、各自の心性の要望に随ひ夫れに適応する教理を求め、以て人をして安心立命せしむるにあり。是れ即ち仁慈無限なる大法の応機的示現なるが故に、吾人は深く此の大精神の真髄を体し真個和楽の郷土を建設せむとするものなり。
顧みるに既往の事実は、各宗各派互に門戸を構へ、一派内に活動するが故に他派との協調を保ち難く、終に人心の帰趨を惑はすに至る。実に是れ宗教本来の真意義に背反するものと謂ふべく、誠に遺憾とする所なり。
茲に於て吾人は先づ此の弊風を一掃し、融和親睦以て地上最高理想郷の開顕に向って猛進すべく、本会を設立す。

 会の理事長には中尾晃久が推されたが、固辞してうけなかったので、理事長は総裁の推戴とともに、後日時期をまって推挙することとし、理事には、当分の間、その日の会合につどった発起人および賛同者一同が就任して、この会の発展をはかることが決定された。そして常任理事には中尾が推挙された。こうしてついに五月二五日、宗教家と思想家を中心とする万国信教愛善会の成立をみるにいたったのである。
 なお当時の発起者・賛同者の属している諸国体はおよそつぎのとおりである。
 官幣中社生田神社・天理教・真宗本派徳清寺・大本・浄土宗済隣寺・県社和田神社・禅宗鉄眼協会・印度教・神戸市仏教連合会・黄檗宗慶端寺・真宗本派西方寺・上時報・阪神駐在中華民国領事館・中華会館・三江商業会議所・立憲青年党・別格官幣社御崎八幡神社・東亜精神連盟・同文学校・阪神中華総商会・官幣大社広田神社・真言宗了徳院・時宗普照院・神戸基督教青年会・ハリスト正教。

〔写真〕
○王仁三郎の揮毫 p773
○民衆のねがいをふみにじって治安維持法は成立した p774
○人類愛善新聞 p775
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