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文献名1大本七十年史 上巻
文献名2第4編 >第4章 >2 人類愛善会の創立
文献名3規約改正と組織・活動
著者大本七十年史編纂会・編集
概要
備考
タグ霊止 データ凡例 データ最終更新日2020-06-01 22:26:49
OBC B195401c4422
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本文  一九二六(大正一五)年の四月一八日、亀岡の光照殿で人類愛善会第一回総会がひらかれた。席上、王仁三郎によって、「人類愛善の真義」と題するつぎのような、人類愛善の本質についての講話がなされている。

一寸聞くと人類愛善会といふのは、すべての人間を人間が愛するやうに聞へてをります。すべての人類は同じ神の子であるから、すべて愛さねばならぬといふ意味になってをりますが、それはそれに違ひないけれども、人類といふ字を使ったのは、下に「愛善」がありまずから、上の「人類」の意味が変ってくる。単に「人類」とだけ謂へば世界一般の人類或は人間のことであり、色々の人種を総称して人類といふのである。しかし日本の言霊の上から謂へば「人」は「ヒ卜」と読みて、ヒは霊であり、トは止まるといふことである。さうして「人」といふ字は左を上に右を下にして霊主体従、陰と陽とが一つになってをる。
神といふものは無形のものであるが、しかし神様が地上に降って、すべての経綸を地上の人類に伝へる時には、止まるところの肉体が必要であります。それで神の直接内流を受けるところの予言者とか、すべてさういふ機関が必要なのでありまして、此の霊(神)の止まるのが人(ヒト)である。それは神の顕現、神の表現として釈迦とかキリストとか、さういふ聖人が現はれて来てをる。人間といふものは善悪混淆した普通のものであるが、人といふと神の止まるもの、神の代表者である。それに類するといふのであるから、それに倣ふのである。
……人類愛善といふものは神の聖霊に充たされたところの予言者、或は伝達者に類するところの人の心になり、さうして愛善を行ふ、善人だから愛する、悪人だから憎むといふやうなことならば、それは木当のではないのであります……

 この総会で、規約が全面的にあらためられ、同時に人類愛善会の会章がさだめられた。そして人類愛善会の提唱者であった王仁三郎は総裁に推戴され、出口宇知丸は会長に就任することになった。そのときに改正されたあたらしい規約を記しておこう

人類愛善会規約
1、本会は人類愛善会と称す。
2、本会は全世界の融和繁栄を期し歓喜に充てる光明世界実現のために人類愛善の至誠を尽すを以て目的とす。
3、本会は総本部を大日本京都府亀岡町天恩郷に置き必要に応じ世界各地に本部、及び支部を設く。
4、本会は総裁を推戴し総裁は本会を総統す。
5、本会総本部に会長一名、総本部委員若干名を置き会務を処理す。
 各本部に本部長一名、本部委員若干名を置き、各本部の事務を処理し、各支部には支部長一名、支部委員若干名を置き各支部の事務を処理す。
6、本会総本部各本部各支部に於ては必要に応じてそれぞれ総会及び委員会を開く。
7、入会は何人に限らず自由とす。
8、本会の費用は特志家の寄附によりて之を充当す。
9、本会は国際補助語としてエスペラントを採用す。
10、各本部及各支部の規約は本会規約に基き適宜各本部各支部に於て之を規定することを得、但し各本部規約は総本部、各支部規約は関係本部の承認を経ること。

 そして、この会の「実行」内容については、つぎの諸点に重点がおかれることになった。

1、本会は本会主旨実現のために漸次あらゆる方面に向って活動し、これが目的の達成をはかる。
2、本会は本会主旨実現並に宣伝のために機関紙、パンフレット其他印刷物の発行、会員相互の会合、講演会開催、宣伝員の派遣等をなす。
3、会員は相互の思想信仰を尊重して融和親睦を図り、常に愛善の実を挙ぐることに心がけ、本会主旨の実行に努む。

 こうした人類愛善の主張によって、第一次大本事件前に教団内にままみうけられた、偏狭な排外的思想は払拭されてゆく。王仁三郎によってとかれるところによれば、西洋を物質文明の国、日本を精神文明の国とするのはあやまりということになる。すなわち日本は精神面でも、現実には「西洋に劣ること数等以下」であって、「頑迷固陋な国粋論者は何時までも愛国心の誤解をして却て我国を滅亡に向はしむるやうな言論を吹き立て、独りよがりの態度を持つて居るのは、実に国家の為に悲しむべきことである」(『霊界物語』)とのべられる。もちろん、日本は霊主体従の国柄であるけれども、しかし、それはこの国の人々の自覚なしにはありえないとして、世界全体を神国とする立場にたつ。人類愛善会の発足とならんで注目すべきものに、アジア民族大会の開催がある。この年の八月一日から一二日間、長崎において、アジア民族の大同団結をはかり世界平和へ貢献することを主旨とするアジア民族大会がもよおされた。
 この会合に出席したのは、支那・印度・フイリッピン・セイロン・朝鮮・日本の六民族で、五一名の代表者によって構成された。日本側の代表のなかに、大本の二代教主出口すみ子・井上留五郎・高木鉄男・中尾晃久がくわわっていた。二代教主は参加者中ただひとりの女性であったが、論議が白熱化してくるとにこやかな態度でその空気をなどめ、所期の目的を達成するのにおおきな役割が演じられた。新聞記者にたいしては「今度アジアのあちこちの人が寄られて、話し合いをなされること、それは此の世の中をおだやかに治めたいとのお心からでありませう。誠に神様の思召しにかなったことですから、結構なことであります」と語られている。
 人類愛善会が発会してから、各地でつぎつぎに講演会がさかんにひらかれ、支部の結成も、まず綾部支部をかわきりとして、一九二七(昭和二)年の末には、全国各地に一〇〇をこえる支部が新設されていった。そのなかでも異色を示したのは石川支部である。支部長には東本願寺関係の石川舜台、顧問には永井柳太郎がむかえられ、石川県各界の代表的人物で結成された。
 また総本部のもとに、欧州本部・東洋本部・東京本部がおかれていた。京城では満鮮分会をつくり、朝鮮の人々が中心となって活動をはじめた。ブラジルのサンパウロや、マニラにも支部が設置された。そのほか、外への発展にも注目すべきものがある(次節および第五編参照)。
 一九二七(昭和二)年九月五日には、さらに規約を改正して、総本部の体制を強化し、会の要務に参与する司領・対衆とよぶ役員をもうけ、この会に宣伝使をおいて、ここに三〇人の宣伝使を新任した。
 「人類愛善新聞」は、一九二八(昭和三)年一月からは月三回、3の日に発行する旬刊にあらためられ、各地に三〇数ヵ所の支社を設置し、記者も地方の在住者をくわえて二〇数人が任命され、その陣容が充実された。
 ここに「人類愛善会」と題された王仁三郎の歌を紹介しておこう。

天の下四方の民草おしなべて 神の御子てふ心のつどひ
世を救ふ神の御勅を四方の国へ 伝へ導く人類愛善会
地の上に神の御国を永久に 建てんと励む人類愛善

〔写真〕
○長崎でのアジア民族大会に出席した二代すみ子 (左)高木 (右)井上 p780
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