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文献名1大本七十年史 下巻
文献名2第7編 >第2章 >2 宗教活動の進展よみ(新仮名遣い)
文献名3青少年の組織化よみ(新仮名遣い)
著者大本七十年史編纂会・編集
概要
備考
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ページ766 目次メモ
OBC B195402c7222
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本文  青年の動きはまず地元からはじまった。一九四六(昭和二一)年の節分には、青年の有志が綾部の愛善寮にあつまって青年の組織化がはかられ、綾部青年部としての活動がはじまった。そしてその年の一〇月二日には亀岡でも在住信徒により亀岡愛善青年会が結成された。ついで一三才から二〇才未満の少年たちは、「神さまを知ろう」ということを目的として、亀岡で「みたま」とよぶクラブをつくり、一一月一〇日には機関誌「美珠」創刊号を発行した。一二月一日には京都に「みたま京都」という少年会が生まれ、一二月一五日には「美珠綾部会」、翌一九四七(昭和二二)年の三月には「松江美珠会」が発足した。「愛善時報」はときどき子供の読みものをのせ、同紙一〇号より子供むきの漫画をも連載した。四月からは毎月一回「愛善こども新聞」を発行して、全国的に少年たちへよびかけた。
 この年の八月二六日には亀岡で、亀岡・京都・綾部・竹田・松江・熊本・壱岐など、こども会の代表約八〇人が参会し、各地こども会の名称はそのままとし、全国的には「愛善こども会」と総称することに決定した。
 こうした動きに呼応して、一九四七(昭和二二)年一月一八日には島根県青年会、つづいて北海道に進展会(青年会)、五月八日には福岡県青年会が結成された。この年四月二二日には綾部で本部・地方の青年一二〇人が初会合して青年運動の展開について懇談をおこない、これが動機となって、七月五日より全国第一回青年研修会が綾部で三日間にわたって開催された。北は北海道より南は九州にいたる各府県代表一一〇人・オブザーバー二八人が参加した。そして各県各地に基本青年会をつくり、内容の充実をはかって全国組織を結成することを決定し、同月一四日には「全国愛善青年組織要綱及運動要領」を発表して、「愛善の大精神に生きる青年として益々その信仰向上をはかり、愛善運動を強力に実行するため、全国的な組織を確立、もって当面まずその住む郷土或はその職場の愛善化に献身奉仕するを方針とする」と、その方向がうちだされた。八月二六~二八日には亀岡で愛善青年地方代表者会議を開催し、傍聴者をふくめて約三〇〇人参加し、青年活動の実践がちかわれている。九月二七日からは鳥取県西伯郡の大本大山農場において、大山農場青年修錬会をひらいた。参加者は一一五人にもたっし、聴講に見学に作業に討議にと、三日四晩にわたる修錬をおこなった。このようにして青年活動もしだいに軌道にのっていった。
 なお婦人層では、一九四六(昭和二一)年一〇月二七日、愛善苑綾部婦人会が発足し、教勢の進展とともに組織的なうごきがみえはじめた。

〔写真〕
○青少年の組織化も着実にすすめられていった 大山農場青年修錬会 p767
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