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文献名1大本七十年史 下巻
文献名2第7編 >第5章 >2 二代苑主の昇天よみ(新仮名遣い)
文献名3本葬よみ(新仮名遣い)
著者大本七十年史編纂会・編集
概要
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タグ データ凡例 データ最終更新日----
ページ933 目次メモ
OBC B195402c7524
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本文  八日から降りつづいていた春雨もカラリと晴れわたった四月一〇日は、埋葬の日である。到着の列車ごとにくり込んでくる全国の信徒や、遷枢の日から滞在して通夜をつとめていた信徒で、梅松苑は混雑した。新築中のみろく殿は苑内を圧してそそり立ち、この日を待っていたかのごとく桜は満開となった。
 彰徳殿には、京都市・綾部市・亀岡町・郡是製絲株式会社・代議士芦田均・同前尾繁三郎・メシヤ教をはじめ各界各種団体、知名人から贈られた供花がところ狭しとまでにかざられた。すでに殿内は各代表者ではいりきれず、信徒はほとんど殿外にあふれている。午後一時、伊佐男斎主、栄二・土井・伊藤の三副斎主をはじめ多数の祭員によって祭典はすすめられ、斎主が奏上する誅詞の「………げに金勝要の大神の御徳のままに地の上の人草の大御母と人みな仰ぎ慕い奉りてありけるほどに………」ともれくる声に、信徒は涙を新たにむせんでいた。ついで綾部市長・亀岡町長・世界連邦日本国会会長松岡駒吉・世界紅卍字会などの弔辞があげられ、元総理大臣芦田均、参議院議員林屋亀次郎・常岡一郎、衆議院議員前尾繁三郎・大石ヨシエ、国際キリスト教大学総長湯浅八郎、同志社大学総長大塚節治、文芸家矢田挿雲・川端康成、連合軍総司令部民間教育情報部小谷淡雲、文部省宗教審議会会長下村寿一、京都・金沢各市長、石川県知事、裏手家家元千宗室、金剛流宗家金剛巌、東京弁護士会会長林逸郎、世界連邦建設同盟、国際宗教同志会、日本・近畿・京都府各宗教連盟、京都府宗教婦人連盟、東本願寺、金光教教主、黒住教教主、天理教教務総長、PL教団教主、清水寺貫主、醍醐寺貫主、鞍馬弘教管長ほか、政界・学界・宗教界などの弔文三三六通・弔電八六一通か披露され、在世中、人類の母としたわれた二代教主の多彩な徳がしのばれた。おわって喪主三代教主・斎主・遺族・親族・各界代表の玉串捧呈があり、喪主の先達で神言の斉唱と二代教主のお歌が合唱された。最後に発送祝詞が奏上された。
 祭典がおわると天王平の奥都城へと葬列がならぶ。前駆・炬火・箒・大真栄木・神旗二旒・紅白旗二〇旒・松と梅の真栄木二〇・真栄木一二〇・ひげこ一〇・生花八〇・銘石・神饌唐櫃・「大本二代教主出口すみ子刀自之柩」と大書した銘旗・烏帽子直垂の雅人・白衣緋袴の伶人・祭員・祭主・神火とつづいた。黒紋付羽織・袴・白足袋に盛装した七五人の人々によって霊柩のつながひかれ、白衣に松の杖をつかれた喪主・遺族・親族・側近奉仕者・葬祭委員がこれにつづき、各団体・信徒・一般参列者が九〇〇メートル(八町余)のながきにつづいた。
 霊柩は、二代教主がその完成をまたれていた建設中のみろく殿前を通り、本町から田町・上野をへて天王平にすすむ。沿道は市民の人垣で敬虔な見送りがつづき、おもわず目がしらをおさえて、在りし日の二代教主の面影をしのぶがごとく、いつまでも合掌していた。

〔写真〕
○本葬 4月10日 梅松苑 彰徳殿 p933
○二代教主の念願とされた建設中のみろく殿前をすすか霊柩 p934
○霊柩は彰徳殿から天王平へ…遺徳をしたいかなしみの列はいつまでもつづく……………〝道のべに桜うつくしく散りしけり吾が母上は死にたまひけり〟 p934-935
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