文献名1伊都能売神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正8年1月19日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
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データ凡例
データ最終更新日----
年月日1919(大正8)年1月19日(旧12月18日)
神霊界掲載号大正8年2月1日号(第79号) 16頁
神霊界八幡書店復刻版第4巻 118頁
八幡書店版伊都能売神諭73頁
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本文
大正八年一月十九日
艮の金神国常立之尊の筆先であるぞよ。永らくの神界の仕組の成就する時節が参りて、弥々今年は五六七の神政の始りとなりたぞよ。大正七年旧十月三日は、五六七の神政の守護の初りであるから、神界にては大正七年十月から以後を神聖元年と申し、大正八年の節分から神聖二年と成るのであるから、節分が済みたら此の大本の中から大変りを致すなれど、人民の眼には判らぬ事が多いから、余程身魂を研かんと、却つて神徳を外づす事が出来いたすぞよ。世界の経綸もそれに添ふて段々明白に判りて来るなれど、今の大本の役員や信者の思ふて居る様な事とは、天地の相違であるから、充分に胸に手を当てて神界の様子を考へて居らんと、神から露骨にはまだ少し発表す事が出来んから、各自に身魂を研ひて、思案いたして御蔭を取ろうより道は無いぞよ。茲三年の間は日本にとりても世界にとりても、一番大事の性念場であるから、誰に依らず腹帯が緩んだら凌げん事になるぞよ。世の立替に就て第一番に神道の布教師から改めると申して、明治二十七年から出口直の手で知らして在りたが、是からは神道の布教師と、教会は神界から調査いたして善悪を分けるから、大分気の毒な御方が沢山に現はれて来るぞよ。天理、金光、黒住、妙霊教会は、三千世界の大望ある故に、神界の経綸で、艮の金神よりも前に現はして在るのなれど、今の神の道の布教師教会は、皆元の大神の精神がチツトも判りて居らんから、折角教祖の御苦労を水の泡に致して、肝心の御用は出来ぬ様に成りて居るから、変性男子の身魂の宿りて居りた出口直の体内を借りて、世界にある事を今の教会の守護神と布教師に気を付けさしたなれど、皆の取次が慢神いたし、欲斗りに惚けて、終には神を看板にして神商法を致すやうに成りて、悪魔の容器で在るから、到底神界の間には合はん者斗りで在れど、余り永らく教祖が苦労なされた事を水の泡には致し度うないから、金光どのの布教師と教会へ出口の手で筆先をかかして気を注けてあれども、我の方の都合が悪いから、何時も知らぬ顔して葬りて了ふて、神の経綸の邪魔を致したぞよ。何も知らぬ信者は、盲目に手を曳かれる盲目同様であるから、誠に気の毒なものであれども、布教師から前に解らして与らねば、布教師の顔が立たぬから、可成は布教師教会から助けたいと思ふて、永らく神は心を砕きたなれど、堂しても聞入れぬから、是からは布教師教会は後廻しに致して、何も知らずに迷はされて居りた信者から改心さして助ける様に致すから、是までの教会は火が消えるぞよ。布教師はヂリヂリ悶えを致すぞよ。今それが眼の前にありありと見え透いて居るから、神が気を付けて与るのじやぞよ。今までの神の道の教会は皆火が消えるぞよ。悪神が金神の真似いたして、立派に教会を建て、服装を立派に飾りて吾ほどのヱライものは無き様に申して羽張りて居りた悪の守護神の年の空であるから、チツトも神力が現はれんから、今まで欺されて居りた信者が、愛想を竭して散々バラバラ、秋の木葉の如く減りて了ふから、今の内に布教師が改心いたせば赦してやりて、結構に守護いたして与るなれど、何程言ひ聞かしても未だ敵対ふて居る守護神、布教師は世間の恥晒しとなりて、乞食も出来ぬ様な事に落ちて苦しむぞよ。次には天理王の守護神も布教師もあらため致して在るから、そろそろと化ケの皮が現はれるぞよ。おみきどのも誠の御方で結構な教を致して神国の道を開ひて下されたのは、神国の為に結構であれども、跡の御世継と布教師が何も判らんから、肝心の神の精神は汲み取れず、到頭世間並に宗教の仲間入りを致して了ふて、今の天理教の行り方と申すものは、丸で商法と同じ事に成りて居るが、永らくの間艱難辛苦をして、道を開かれた教祖どのに、何と申して言分けが立つと思ふてをるか、おみきどのに気の毒であるぞよ。次に黒住どの、妙霊どのの跡の御世継も布教師も、皆教祖どのの教を素直に致さずして、吾の我斗りで御道は段々おとろえる斗り、是も誠に気の毒であるぞよ。一日も早く今日までの取違いを改めて、五六七の神政の御用に立たねば、何のための神の布教師かサツパリ分らん事になりて今にアフンと致す事が出来いたすから、今一度改めて変性女子の手で、念を押して置くぞよ。神の道の守護神も布教師も、早く行り方を替て、誠の道に立帰らんと、今に立別けが初まりて、ヂリヂリ舞を致さな成らんぞよ。今に実地が初まるぞよ。
◎
今度の御使いは一生懸命の晴れの御用で御用の為仕舞であるから、余程の覚悟を致して居らんと、日本の末代の耻になるから、神が付いて参りて色々と手伝ふて、手柄を差して与ろうと思へども、肉体は日本でも、肝心の霊魂が外国で育ててあるから、モ一とつと云ふ所で引けを取るぞよ。神は充分に夫れでも出来るだけの守護は致してやるから、元の誠の日本魂でないと能う貫く事が六ケ敷から、守護神に気を付けるぞよ。何れも此れも是ならと云ふ身魂が一つもないから、今度の御使に行くのは、未だ中でもマシナ守護神であるぞよ。
◎
天地の剖判れた初りから、邪気凝まつて発生て出た悪の種が、漸次成長して、邪鬼と大蛇と悪狐となり、邪鬼には二本の角が生え、大蛇は八頭八尾一体となり、悪狐は金毛九尾白面の妖魅と化りて、三千世界を魔の国に変化て了ふ悪い企みをいたして、茲まではトントン拍子に九分九厘まで自由に致して、今一厘と云ふ所になりた折に斯世に無いと思ふて居りた善一筋の生神が現はれたので在るから、悪の頭が死物狂ひで働いて居るが、モウ永くは続きは致さんぞよ。邪鬼は世界中を自由自在に荒廻りて、斯世を乱さうと掛りて居るから、八頭八尾大蛇は露国の土地に育ちて、唐天竺までも混ぜ返し、其国の王の身魂を使ふて、色々と体主霊従の経綸を致して、終には其国の王まで苦めて世に落し、露国と独逸の王を亦た道具に使ふて、同じく其王を苦しめ世に落して、悪魔は蔭から舌を出して、まだ飽き足らいで大海を越え、更に仕組を致して、終には日の本へ渡りて来る、悪い経綸を致して居るが、道具に使はれる肉体は誠に気の毒なものであるぞよ。今に神国へ手を出したら、亦た露国や独逸の大将の様に落ちて苦しむが、神は世界の人民が可愛想なから、三千世界の総方の守護神に、地の高天原から気を注けて与りて居るなれど。余りの甚い曇り方で在るから、チツトも理解が出来ぬから、残念ながら眼に物を見せてやらねば、改心させて助ける方法が無いから、是からドンナ事が出て来るか知れんから、世界中の守護神に重ねて気を付けて在るぞよ。大直日主命は御魂となりて、日々世界の守護神に、説き諭しに廻りて居るから、因縁ありて神界の事の判る守護神を、綾部の大本、地の高天原へ引寄して、御用を致さすから、大本の内部は一日増に忙はしく成るから、御苦労であれど、三千世界に又と無い結構な御用であるから、何事も惟神に任かして仲良く致して、理窟を止めて、各自の御魂相応の活動をいたして下され。今が肝心要めの性念場で在るぞよ。八頭八尾大蛇が十億の眷属を使役ふて、世界の人民に憑りて、人民の守護神を一々押込て、御魂を薩張り曇らして了ふて、世界の人民に体主霊従の行り方を致さして、トドの釣りは世界の人民を絶やす経綸を致して居るので在るから、何程誠の生神が言ふて聞かして与りても、各自の悪魔が邪魔いたして、肝心の守護神に聞かさぬ様に垣を致すから、世界の人民の改心が出来ぬのも、無理なき事であるぞよ。今に悪魔が世界中の人民を絶やして、魔の国に致さうと思ふて居れど、世の本の生神が日の本の国には隠してありたから、天晴今度は元の生神国常立之尊が、地の高天原に現はれて、悪神の企みを根底から転覆して、化ケを現はして、世界の人民を助けるので在るから、其御用を手伝い致させる人民、守護神を斯大本へ引寄して居るので在るから、充分に心配りをして、是から大本へ寄りて来る守護神、人民を丁寧に指導致して下され。是が大本の役員の御用で在るぞよ。亦た金毛九尾白面悪狐は世界の国々の一番に力の在る者の女房に憑りて、国を乱だしに一生懸命に憑りて、世界の大将を苦しめに世に落す企み斗り致して、眷属を沢山使ひ、人民の女房や娘の肉体へ這入り込み、体主霊従の行り方で神の御用を致す男子を、尾の先の玉の光りで眼を眩まして、一度に世界を混ぜ返し、潰す事に掛りて居るが、是に気の付く人民が少ないから、三千世界の立直しが後れるので在るぞよ。神は茲三年の間に立替る経綸であれども、思ふたよりは曇りが甚いから、肝心の柱が寄り難いので、神は心を焦慮る斗りであるぞよ。日本の人民の中の因縁の御魂が早く大本へ参りて、身魂を水晶に研ひて、元の日本魂に立帰りて、五六七の神政の経綸の御用に掛るやうに、上下の身魂が揃はんと段々と後れる斗りで在るぞよ。今の人民は神界の深い経綸が判りて居らんなり、亦た時機が来るまでは何人にも明かす訳には行かぬから、解らぬのは最もの事で在れども、余り良き事ばかりが来るやうに思ふて、待つ斗りでは約らんぞよ。思いの違ふ御方沢山に出来るぞよ。