文献名1三鏡
文献名2水鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3南天と蓮よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1927(昭和2)年08月号
八幡書店版421頁
愛善世界社版181頁
著作集291頁
第五版238頁
第三版238頁
全集
初版232頁
OBC kg203
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本文
南天と云ふ樹は、南の方へ向つて繁殖するものである。南の方角にある南天を北或は其他の方角に移植するならば、大抵の場合枯れる。これと反対に北の方から南へ移植するならば、きつとつくに定まつて居る、これ南天の名がある所以である。数百年を経た古木だと云ふと、移植はむづかしく、大概枯れて仕舞ふものである。現在の所にあれば弱つた根からも養分を吸収する事が出来て居ても、他の土地に移すとさうした力をもつて居ない、南天と云ふ木は移植した年はついて居るやうに見えて居ても、一二年経つと枯れるから、余程よく方角を考へて移植せねばならぬ。蓮は又反対に東南の隅にしたがよい、さうすると西北に向つてどんどん繁殖してゆく、西北に植ゑたら、だんだんと減つて行く一方である。