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文献名1三鏡
文献名2月鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3義経と蒙古よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ源義経 ジンギスカン(成吉斯汗) データ凡例 データ最終更新日2020-07-20 22:05:55
神の国掲載号1929(昭和4)年08月号 八幡書店版342頁 愛善世界社版 著作集 第五版190頁 第三版190頁 全集574頁 初版159頁
OBC kg380
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本文  蒙古とは古の高麗の国の事である。百済の国と云ふのは今の満洲で、新羅、任那の両国を合したものが今の朝鮮の地である。之を三韓と云うたので、今の朝鮮を三韓だと思ふのは間違ひである。玄海灘には、散島があつて、それを辿りつつ小さな船で日本から渡つたものである。義経はこの道をとらないで北海道から渡つたのであるが、蒙古では成吉斯汗と名乗つて皇帝の位についた。蒙古には百六王があつて汗と云ふのが皇帝に相当するのである。蒙古には又面白い予言があつて、成吉斯汗起兵後六百六十六年にして蒙古救済の聖雄が現はれる、其時は黒鉄の蛇が世界を取り巻き、馬や牛がものを云ひ、下駄の下を通る人間が出来ると云ふのである。正に現代であつて黒鉄の蛇といふのは鉄道が世界を一周すると云ふ事、牛馬がものを云うとは神諭の「今の人間皆四つ足の容器になりて居るぞよ」と云ふのに相当し、下駄の下を通る人と云ふのは小人物を指すのである。又成吉斯汗の子孫母に伴れられて日本に渡り、五十四才の時蒙古に帰り来つて滅び行かんとする故国を救うと云ふ予言もある。私の入蒙は恰度その年即ち五十四才にあたり、又成吉斯汗起兵後六百六十六年目に当つて居るのである。かるが故に蒙古人は私を成吉斯汗即ち義経の再来だと信じきつたのである。義経はアフガニスタン、ベルヂスタンにも行き、遂に甘粛にて死んだ。元の忽必烈はその子孫である。元と云ふのは源の字音から来るのである。
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