文献名1三鏡
文献名2月鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3浄瑠璃よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1929(昭和4)年09月号
八幡書店版283頁
愛善世界社版
著作集
第五版198頁
第三版198頁
全集578頁
初版166頁
OBC kg387
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本文
浄瑠璃と云ふのは善言美辞の事である。瑠璃を転ばすやうな声、と云ふ所から来て居るのである。されば私は芸術奨励の一端として、それを自らやつて居るのである。三味線にのるとかのらぬとかいふけれど、元来三味線なるものは、息を継ぐ間に弾いて居るだけのものであつて、実際は要らぬもので、言霊だけでよいのである。それだから私は構はぬのである。言葉の方から合はせて行くと云ふ法は無いのである。私は節は下手であるが、言霊に叶つたやうに語つて居るのである。嫌な地獄的な所になると、勝手に飛ばしてやるのであるから、私の三味線は中々弾き難いであらう。又母に与ふる薬湯などの文句は母に捧ぐると云ふ風にその場で宣り直して居る。アオウエイの順序が本調子であつて、アイウエオは二上り又は三下りに相当する。五十音の正しき順序によつて、私は語つて居るのである。
音頭となると穴太が一番であつて、本当の声が出るのは此地方に限る。八木より鳥羽を越すと、本当の音が出ない、嵐山一帯の山脈を向ふに越すともう駄目である。