文献名1三鏡
文献名2月鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3身魂の因縁よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1930(昭和5)年05月号
八幡書店版325頁
愛善世界社版
著作集
第五版241頁
第三版241頁
全集606頁
初版205頁
OBC kg424
本文のヒット件数全 1 件/三つの御魂=1
本文の文字数318
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本文
私は女が断り無しに背後に廻ると、ブルブルと震へて来る。たとへそれが小さな小供であつても同様だ、私の霊は嘗て武将として此世に生れ出て居た事がある。元来あの本能寺の変の時、信長は自殺して果てたと歴史には記されて居るが、実際はさうでなく、ああした不時の戦ひであつたため防禦の方法もつかず、万一雑兵の手にでもかかつて死ぬやうな事があつたならばそれこそ一代の名折れであるといふ咄嗟の考へから、阿野の局が後から薙刀でものをも言はず殺めたのである。その時の記憶が甦つて来るのであらう、女が後に来ると反射的にブルブルとする。秀吉の身魂では無いかといふのか、さう秀吉であり、同時に家康であり、三つの御魂の活動をして居たのである、と神様に聞かされて居る。