文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3皇道と王道の区別よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考天三版、天五版、愛世版では『皇と王』に改題。
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データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1933(昭和8)年04月号
八幡書店版398頁
愛善世界社版79頁
著作集
第五版23頁
第三版23頁
全集
初版2頁
OBC kg463
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本文
王道は単に政治一方のことをさすに反し、皇道は三種の神器で国を治めることで、政治、教育、宗教一切を包含した一つの権威である。そしてこれを単に大和民族のみの専有とせず、世界の主師親として皇上陛下を仰ぐのが皇道の真諦である。「皇」は白王と書く、百の字から一をとつたのが白で、九十九の数を現はす。九十九は数の終りである。九十九になつて長寿を祝ふときには白寿の祝ひといふが、九十九王は王の極で普通の王ではない。
同じ王でも蒙古の王の如きは我国の郡長級で、到る所に王がある。むかし、釈迦は浄飯王の太子だつたといふが、この王も矢張り印度の郡長格だ。そして悉多太子はその長男といふ意味で、今でも蒙古へ行くと長男のことを太子というて居る。