文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3波よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1932(昭和7)年08月号
八幡書店版386頁
愛善世界社版85頁
著作集335頁
第五版45頁
第三版44頁
全集
初版25頁
OBC kg487
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数280
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい
霊界物語ネット
本文
波は水の表面だけの動揺であつて、狂乱怒涛の荒び立つ時でも下の方は静かなものである。故に水の皮と書いて波とよむのである。今の世の有様を見て居ると狂ひ立つ波のやうなものである、文明も波の文明である。少しも深い底の心に触れて居ないのである。波浪に乗つて立ち騒いで居るのが今の識者と云ふものである。政治も芸術も教育も皆波の政治であり、波の芸術であり、波の文化である。近頃王仁に出廬を促す人も少くないが、王仁は波浪上の舞踏はいやである。誰かの歌に
底ひなき淵やはさわぐ山川の
浅き瀬にこそ仇浪は立て
と云ふのがあるねえ。現代人に望むらくは総ての事に深味があつて欲しい。